一条工務店は、住宅性能がいいと聞いて気になっています。インスタで見た家もおしゃれだし、暖かくて暮らしやすそう。でも、それだけで決めていいのかな?
一条工務店にはどんなデメリットがあるのか知っておきたい。
一条工務店と契約してから、「こんなはずじゃなかった!」となるのは、避けたいですよね。デメリットを一読しておけば、このような後悔はなくせるはずです。
今回は、契約前に知っておくべき一条工務店の7つのデメリットをご紹介します。
金額は高いのに、世間のイメージは「コスパ最高」
個人的に一番ネックになるのはここです。
かなりの大金を支払うにも関わらず、世間のイメージは「コスパ最高のハウスメーカーだよね!」なので、なんだか悔しい
一条工務店と言えば、「価格は控えめだけど、性能は最高」というイメージがあると思います。しかし、ここ数年でかなり値上がりしていて、「コスパがいい」とは言えなくなっています。
たとえば我が家の場合、一条工務店に200万~300万円ほど追加すると、住友林業などのいわゆる高級ハウスメーカーにも手が届きました。
間取りの自由が少ない
一条工務店は、家のパーツをフィリピンで生産しています。そして、現場でパーツを組み立てるというスタイル。ですから、家づくりにおいては、自由が利きにくくなっています。
また、「窓の数が決まっている」「欲しくないところに壁が出現する」「総二階建てしか建てられない」などの制限も多くあります。このような一条工務店ならではの制限は、施主のあいだでは「一条ルール」と呼ばれています。
「思っていた家が建てられなかった!」ということにもなりかねないので、「一条ルール」については契約前に確認しておくと安心です。
内装で個性が出しにくい
キッチン、お風呂、フローリングなどの設備は、基本的には一条工務店オリジナルのものから選ぶ必要があります。そのため、一条工務店の家の内装は個性が出しにくいです。
キッチンはほかのメーカーをいれることもできますが、高額なオプション費用がかかってしまいます。
「リクシルのキッチンがいい!」などキッチンにこだわりがある方は、あらかじめ導入できるかどうか、オプションがいくらかかるかを確認しておくと安心です。
最近人気のグラフテクトは入れられないので、注意!
オプションが高価格
「内装の個性が出しにくい」とも関連しますが、一条工務店はオプション代金が高いと言われています。
「あのブランドのキッチンを入れたい」「造作洗面台にしたい」などの変更が、他のハウスメーカーと比較して高額になる可能性があります。
外観で個性を出しにくい
一条工務店の外壁によく使われる「ハイドロテクトタイル」は、高性能な外壁タイルです。このタイルは、一条工務店のオリジナル。高性能なのに、標準仕様なのが魅力。
しかし、色の選択肢は5色しかありません。そのため、一条工務店の家は、外観から一発で「一条工務店の家」とわかってしまいます。
個性を出したい方には不向きです。
全館床暖房がいらないなら割高
一条工務店は、「全館床暖房」「ソーラーパネル」などの高価格な設備をを標準採用しています。このような設備が必要な方には、一条工務店はお得です。
一方で、「床暖房はリビングだけでいい」「ソーラーパネルは要らない」という方も、いますよね。そのような人にとっては、一条工務店はどうしても割高になってしまいます。
営業が間取りを描く
一条工務店では、最初に間取りを描くのは営業の方です。
契約をしてからでないと、設計士には間取りを描いてもらえません。
営業は「契約を取り付けるプロ」であって、「間取りを描くプロ」ではありません。そのため、こんな間取りが出てきてしまうかもしれません。
- 施主の言いなりの間取り
- 玄関からトイレのドアが丸見えで気まずい
- 玄関→階段→キッチンへの動線が悪い
- ドアを開けると扉同士がぶつかりそう
もちろん、契約後には設計士が間取りを描いてくれるので、そこまで心配する必要はありません。しかし、以下のようなデメリットが残ります。
- 契約するまで、設計士との相性がわからない
- 営業の描いた間取りで契約を判断しなければならない
デメリットを把握して、納得してハウスメーカーを選ぼう
一条工務店は、最近大人気のハウスメーカーで、特に性能の良さが魅力です。
一方で、上記のようなデメリットが気になる人もいると思います。デメリットを把握しておけば、安心して契約できますね。
私たちは、一条工務店と仮契約までしましたが、結果的に仮契約を破棄しています。我が家が一条工務店をやめた理由は、以下でご紹介しています。このページには載っていない注意点もあるので、ぜひご一読ください。
仮契約を破棄したとき、預けていた100万円はどうなったでしょうか? 以下の記事から実体験をご覧いただけます。仮契約をするかどうかのチェックリストも後悔しています。
コメント