【初心者向け】一条工務店の11の特徴

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一条工務店って、どんなハウスメーカーなの? まだハウスメーカーを探し始めたばかりで、わからないことだらけです。大事なとこだけわかりやすく説明してください!

一条工務店は、「工務店」と名前がついていますが、全国規模で展開しているハウスメーカーです。最大の特徴は、断熱性能と耐震性に優れていること。

今回は一条工務店の特長をわかりやすくまとめました。

目次

一条工務店の11の特徴

一条工務店の11の特徴
  • 工務店ではなくハウスメーカー
  • 実は注文住宅棟数No.1
  • ミドルコストだったが、値上げが激しい
  • 価格交渉は一切ない
  • 木造のみで、主力はツーバイフォー
  • 家の性能が業界最高レベル
  • 自由度は低い
  • 注文住宅ではなく、セミオーダー
  • インテリアコーディネーターがいない
  • 全館床暖房
  • 仮契約というシステムがある

それでは、順番に説明していきます。

特徴1.工務店ではなくハウスメーカー

家を建てるのには、「ハウスメーカー」か「工務店」と言いますよね。一条工務店は名前にこそ「工務店」と入っていますが、カテゴリーとしては大手ハウスメーカーです。

「工務店は倒産が心配」「工務店はバラつきが多い」などと言われたりもしますが、一条工務店はハウスメーカーですので、倒産などの心配は比較的少ないです。

特徴2.実は注文住宅No.1

一条工務店は、2000年代には無名のハウスメーカーでした。そのため、ご年配の方の中には、「一条工務店? 聞いたことないな」という方も多いかもしれません。

しかし、2020年代、一条工務店は「施工棟数ナンバー1」です。若年層を中心に、絶大な人気を誇っています。

3.ミドルコストだったが、値上げが激しい

一条工務店は「性能が良いのに価格が安いハウスメーカー」として急成長を遂げてきました。ただ、2010年代末から、値上げが激しいです。

2021年以降、円安やウッドショックの影響で、ハウスメーカーはどこも値上げラッシュですが、一条工務店に関して言えば、それよりも前から値上げが始まっていた印象があります。

人気が出てくるにつれて、価格も強気になっていった印象です。坪単価100万円をこえる商品もあり、ミドルコストというには抵抗があります。

4.価格交渉は一切ない

大手ハウスメーカーでは「値引き」があるのが一般的。しかし、一条工務店には価格交渉はありません。

明朗会計なのも、支持されている理由のひとつかもしれませんね!

「価格交渉」はできませんが、あらかじめ用意されている「キャンペーン」や「紹介割引」を使うことで少しだけ割引をしてもらうことができますよ。

特徴5.木造のみで、主力はツーバイフォー

一条工務店の工法は木造のみです。

一条工務店の人気商品は、「アイスマート」と「グランスマート」。どちらも「ツーバイフォー」という面で建てる工法を採用しています。

ツーバイフォーのメリットは、品質が安定していること。デメリットは、大きな窓を作りづらいことや、間取りに制限が出やすいこと。

「グラン・セゾン」は柱で建てる「在来工法」です。在来工法は、大きな窓を作るのが得意です。間取りの自由度が高いです。

特徴6.家の性能が業界最高レベル

一条工務店の最大の特徴は、なんといっても、家の性能が最高だということです。

家の性能とは、下の3つのことを指します。

  • 耐震性能
  • 断熱性能
  • 気密性

それぞれ詳しく解説します。

耐震等級3

耐震性能というのは、地震にどれだけ強い家を示す指標です。

一条工務店は耐震等級3と、国の基準の最高レベル。

日本は地震が多い国なので、どこのハウスメーカーも耐震性能には力を入れています。

断熱等級7

一条工務店の断熱性能は、業界の中でも頭一つ抜きんでています。

例えば、住友林業は「断熱等級5」対応、三井ホームは断熱等級6対応ですが、一条工務店はなんと断熱等級7にまで対応しています。

気密性が高い

「気密性が高い」とは、家に隙間がないということです。

気密性が高いと、外から冷たい空気が入り込んでくることが減ります。せっかく断熱性の高い家を建てても、気密性ががばがばだと、あまり意味がありません。

大手ハウスメーカーでも、気密性のスコアを表すC値を公開していることはまれです。C値をうたった場合、どの家もそれに見合うレベルの気密性で建てなければいけなくなるからです。しかし、一条工務店は、気密性の数値をHPで公開しています。また、全棟で気密測定を実施しています。

特徴7.自由度は低い

はっきり言うと、一条工務店は、間取りの制限が多いです。窓の数を増やしすぎると断熱性が落ちますし、大きな吹き抜けを作ると耐震性が落ちやすいです。そのため、さまざまな規定が設けられています。代表的なものに、以下のようなものがあります。

  • 窓の数
  • 吹き抜けの大きさ
  • 吹き抜けの位置

このような制限は、施主の間で「一条ルール」と呼ばれています。契約前に軽くでも確認しておくと「こんなはずじゃなかった!」を防げます。

特徴8.注文住宅ではなく、セミオーダー

一条工務店は、注文住宅というよりも、「セミオーダー」に近いです。

間取りを自由に作って、あとは用意された仕様の中から選んでいきます。

キッチン、お風呂などは一条工務店のオリジナルを採用するのが基本ですし、フローリングもドアも、一条工務店で用意されたラインナップから選びます。また、壁紙の選択肢は多いです。

外壁の素材も高品質なものですが、バリエーションは非常に限られています。そのため、わかる方が見ると、一目で「一条工務店の家」とわかります。

内装にこだわりたい方や、無垢材を使いたい方、個性的な家を作りたい方には、一条工務店はあまり向いていません。

特徴9.インテリアコーディネーターがいない

大手ハウスメーカーで注文住宅を建てる場合、インテリアコーディネーターがアドバイスをくれることが多いです。しかし、一条工務店では、インテリアコーディネーターが施主の家のインテリアの相談に乗ることはありません。

ただ、設計士さんの中にはインテリアコーディネーターの資格を持っている人がいたり、非常にセンスが良い方もいらっしゃいます。

一条工務店では床材や設備の選択肢が限られているので、展示場やインスタグラムなどの家を見て、好みの色の組み合わせを自分で探してみてもよいかもしれません。

特徴10.全館床暖房

一条工務店の一番の売りは「性能」だと思いますが、二番目の売りは「全館床暖房」かもしれません。

一条工務店では、お風呂も含め、家の全部に床暖房がつきます。

家の断熱性能も気密性も高いので、冬でも家の中は半袖で過ごせるくらい快適です。

特徴11.仮契約というシステムがある

一条工務店には「仮契約」というシステムがあります。これは、ほかの大手ハウスメーカーではあまり見られない制度です。

仮契約のポイント
  • 仮契約では100万円を支払う
  • 仮契約を解除すると100万円は戻ってくる
  • 仮契約をすると、その時点の坪単価を固定できる
  • 土地が決まっていない状態でも仮契約ができる
  • 設計士が間取りを描くのは仮契約後

一条工務店はかなりの頻度で値上げをしていますが、仮契約をするとその時点の坪単価を固定できます。これが仮契約のメリットです。

デメリットは、間取りが決まっていない段階で100万円をあずけなければいけないこと。一条工務店では、契約前の間取りは営業が描きます。「設計士との相性が悪かったらどうしよう」と不安を感じる人もいるかもしれません。

まとめ:一条工務店11の特徴

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今回は、ハウスメーカーを探し始めた方向けに、一条工務店11の特徴をご紹介しました。

一条工務店の11の特徴
  • 工務店ではなくハウスメーカー
  • 実は注文住宅棟数No.1
  • ミドルコストだったが、値上げが激しい
  • 価格交渉は一切ない
  • 木造のみで、主力はツーバイフォー
  • 家の性能が業界最高レベル
  • 自由度は低い
  • 注文住宅ではなく、セミオーダー
  • インテリアコーディネーターがいない
  • 全館床暖房
  • 仮契約というシステムがある

一条工務店は、近年非常に人気のある大手ハウスメーカーです。最大の強みは「家の性能が高いこと」で、弱みは「デザインの自由度が低い」ことです。

一条工務店とよく比較されるハウスメーカーには、以下のものがあります。

  • +300万で手が届く? 憧れの「住友林業
  • 高品質なエコ住宅「セキスイハイム」
  • 最近人気急上昇!「アイ工務店」
  • 性能とコスパが売り「ヤマト住建」

また、一条工務店の性能に惹かれるけど、価格がネックという方は、一条工務店の規格住宅「HUGme」も検討してみてもよいかもしれません。

家を建てたいけど、どこのハウスメーカーがいいのかわからない!

工務店やハウスメーカーを探し始めると、どの会社も「うちで建てる家は暖かくて、地震に強くて、デザインの自由度も十分です」と語ります。

しかし実際には、「暖かい」にもかなり幅があるし、「地震に強い」「自由度が高い」にもかなり幅があります。

むこうも商売なので、「いいこと」しか言わないのは当たり前

だから、家を建てるあなたが、しっかりと勉強して、自分にぴったりのハウスメーカーを見つけなければいけません。

わたしたちは、計6社から間取りと見積もりをとりました。1社目より2社目、2社目より3社目。比べれば比べるほど、知識がついて、自分たちにとって、何が大切なのかがわかりました。6社目でようやく、ぴったりだと思える建築会社を見つけることができました。けど、正直時間もかかりましたし、少し遠回りしたかなと思います。

アンケートによれば、2~3社から見積もりをもらい、ハウスメーカーを決めている方が多いです。でもその2~3社は、どうやって見つければよいでしょう? 最初は資料請求でたくさんの会社を見て、そこから2~3社に絞り込めば、たくさんの中から自分にぴったりのハウスメーカーが見つけやすいです。

一括資料請求のなかには、間取りまで用意してくれるものもありますよ。下のコラムでは、各社の資料請求を比較しています。

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