【建築家に依頼するまでの流れ】オーナー宅見学で赤っ恥!

紆余曲折を経て、設計事務所に依頼をすることになった我が家。

最初は、設計事務所なんて、考えてもいませんでした。設計事務所に頼むなんて、「ものすごいお金持ちがやること」「ものすごいこだわりがある人」という感覚があったからです。

一方の私たちは、初心者すぎて、ハウスメーカーの違いもよくわからない状態……。

「住友林業」と「住友不動産」? 同じじゃないの?
「積水ハウス」と「セキスイハイム」って、何か違うの?

そんな私たちには、設計事務所はハードルが高いと思っていましたし、どうやって依頼するかもよくわかっていませんでした。

今回は、我が家と同じように「設計事務所はハードルが高い」と思っている方に向けて、問い合わせから依頼をまでの流れをご紹介します。

私たちは完成宅見学で赤っ恥をかきました……。みなさんは、私たちの経験を読んで、赤っ恥を回避してくださいね……!

我が家のプロフィール
  • 土地探しに1年半
  • 東京23区に3階建て
  • 設計士と建てる家
  • 4人家族
目次

全体の流れと費用の支払い(契約まで)

STEP
問い合わせ

houzzで調べ、設計事務所のHPから問い合わせ

STEP
要望ヒアリング

対面またはzoomで要望のヒアリング。我が家が依頼した設計事務所の場合は、営業さんではなく、初回から設計士さんとお話できました。設計事務所の規模によっては、営業さんや担当さんだったりすることもあるようです

STEP
間取り受け取り

郵送で、会社資料と簡単なプランが1例送られてきました

STEP
完成宅見学

参考になりそうな完成宅を見に行かせていただきました

STEP
本格的な間取り作成依頼

(別の土地)本格的な間取り作成を依頼。料金が発生(約5万)

STEP
初回打ち合わせ

3プランの間取り図と、それぞれの模型をいただきました

STEP
契約

2回目以降の打ち合わせは、契約後です。設計料をお支払い。

間取りの受け取りまでは、前回ご紹介していますので、今回はStep.4の「完成宅見学」から書かせていただきます。

完成宅見学で赤っ恥!

設計事務所さんからあがってきた間取りは、大変素晴らしいものでした。しかし、土地の広さが希望より狭かったため、やはり希望の広さは確保できませんでした。そのため、その土地は候補から外れました。

ただ、その設計事務所の家に惹かれていたので、完成宅の見学にお伺いしました。

間取り作成依頼時のヒアリングはzoomにしたので、この時がはじめましてでした

実際にその設計士さんが建てた建物を拝見して、家主さんから色々なお話を伺いました。また、設計士さんからは、設計のポイントや、デザインのこだわりなどもうかがうことができました。

おうちも素晴らしく、暮らしぶりも素敵でした。家主さんが、設計士さんをべた褒めしていたのが印象的でした。

大満足で帰宅した私たち。帰り道に、気が付きました。

あれ? 手土産とか持っていかなかったけど、失礼だったかな……?

確かに……!

なんということでしょう……。ハウスメーカーのモデルハウスで、至れり尽くせりサービスをしてもらっていた私たち。「ご好意で家を見せていただく」ということをすっかり忘れて、手ぶらでお邪魔してしまったのです!

完成宅見学で見るのは、モデルハウスではなく、個人のおうちです。完成宅にお伺いするときは、ぜひ手土産を持っていきましょう

家主さんは「ちょっと非常識」と思っていたかもしれませんが、口には出しませんでした。ただ、こちらの気持ちの整理がつかなかったので、後日、心ばかりのお礼の品を郵便でお送りしました。

本格的な間取り作成依頼

それから数カ月。候補地が出てきました!

さっそく、設計事務所さんに連絡をして、希望の大きさのものが建つかお伺いしました。土地に余裕があったこともあり、「問題ない」ということで特に図面を引いたりすることはなく、土地の申し込みに踏み切りました。

間取り作成を依頼したのは、土地の申し込み後で、契約前。ほぼ内定というタイミングでした。

「無料の図面作成」と「有料の図面作成」、どっちをお願いすればいいのかな?

迷って設計事務所に電話をしました。無料図面は、「その土地に希望のものが入るかどうかを見るもの」ということでした。一方、有料(約5万)の場合は、しっかりと検討して、2~3案出してくれるとのこと。我が家の場合は、大きさなどの面では問題がなさそうだったので、有料の間取り作成をお願いすることにしました。

また、できるだけ早く建てたいというニーズがあったので、有料間取りで、打ち合わせが進むのもありがたかったです。

家賃とローンの二重支払いの期間は、短いほうがいいです!

ちなみに、依頼してから間取り作成までにかかる期間は、約2週間でした。

初回打ち合わせ

いよいよ初回の打ち合わせ。今回は設計事務所まで出向きました。ちなみに、伝えていた要望はこんな感じ。

我が家の要望リスト
  • 夫婦と子供2人で住む家
  • 約100平米(駐車スペースを除く)
  • 書斎(個室)
  • 自転車1台、自動車1台

都内の場合、ビルトインガレージを1階に作ることが多いです。このガレージの面積を、全体の面積に含むかどうかしっかり共通認識を持っておくと安心です

我が家の場合、間取りを3パターン提示していただけました。

  • 1階~3階まで吹き抜けプラン
  • 2階~3階の吹き抜けがあるスキップフロアのプラン
  • 2階~3階の吹き抜けがありつつ、各スペースの独立性が高いプラン

そして、なんと、それぞれの模型までありました。

模型が3つも……! これ、5万では元がとれないだろうな……

それぞれのプランの特徴や、予算の説明があり、初回打ち合わせは終了。初回プランをそのまま採用される方は少なく、通常は、ここからプランを練っていくとのことでした。

どのプランも素晴らしく、夫婦で持ち帰り、話しあいました。

2回目の打ち合わせは、契約後です。つまり、依頼するかどうかを決めるタイミングは、初回打ち合わせのあとすぐ

ハウスメーカーでは、契約は間取り確定後のようですね。契約のタイミングは、設計事務所とハウスメーカーで異なります。

我が家の場合、工務店1社にも間取り作成をお願いしていました。ですが、このようなプランは、もう1社では出てこないと感じたため、この時点で工務店にはお断りを入れました。

工務店の間取りは見ていません

できれば急ピッチで設計を進めたかったので、時間も削減できました。

比較しなかったの?

我が家は、比較をしなかったわけではありません!

確かに、今回の土地で間取りを描いてもらったのは設計事務所1社だけです。しかし、それまでに何度も、間取り作成を依頼していました。

我が家の土地探しは1年半と、とても長かったです。その間に、候補地が数カ所出ました。

そのため、それぞれの土地で、複数の会社に間取り作成をお願いしてきました。打ち合わせにも行きました。

  • ハウスメーカー4社
  • 工務店1社
  • 建売の工務店1社
  • 設計事務所1社

この土地に出会うまで、計7社と話をし、うち6社に間取り作成を依頼しています。

ですから、設計事務所から出てきた間取りが、どれだけ考え抜かれたものかは、すぐにわかりました。早く決断できた背景には、そんな事情があります。

時間がない! けど比較もしたい!

もし、幸運にも、すぐに希望の土地が見つかった場合、まだハウスメーカーの比較が十分ではないかもしれません。

特に、設計事務所が第一希望の場合、比較をするために展示場に足を運ぶのは大変ですし、何より時間がかかります。1社ごとに回ると、お断りするときには心理的負担もかかります。

そんなときには、一括間取り作成依頼を使うのも手です

「やっぱり、お目当ての設計事務所が一番!」だと思えれば、納得感が得られますし、もしかしたら、本命の設計事務所よりも、安価にいいものを作ってくれる工務店があるかもしれません。

まだ住んでいなくても、ローンは否応なく発生してしまいます。都会は土地も高いし、家賃も高いです。

家は、人生において、もっとも大きな買い物です。「ハウスメーカーや工務店の比較が十分ではない」と感じているなら、取り急ぎ、一括間取り作成の依頼だけしておくと、のちのち「あのとき、もっとちゃんと比較しておけば……」の後悔が減らせます。

ブログやインスタグラムなどでよくおすすめされていて、口コミもいいのは、タウンライフというサービスです。

<PR>

契約

幸か不幸か、土地がなかなか見つからなかった我が家は、ハウスメーカーの比較が充分だったので、すぐに決断できました。

設計事務所に契約の意思を伝えると、契約書が郵送で届きました。押印して、無事契約完了です。

ここから、設計料をお支払いし(初回分)、本格的な家づくりがスタート!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

広告

目次