このブログでは、東京23区で土地探しをした我が家の経験をつづっています。同じく都内や、都会3階建てエリアで土地を探している人の参考になるように書いていますので、ぜひ最後までお読みください。
- 土地探しに1年半
- 東京23区に3階建て
- 設計士と建てる家
- 4人家族
今日は土地探しを振り返ってみて、なぜ1年半もかかってしまったのか、考察したいと思います。都内23区で土地探しをしている人には、エリアの事情など参考になると思います。
さっそくですが、我が家が土地探しに1年半もかかってしまった理由は、下記のとおりです。
- 地区限定だった
- 夫婦の希望が違い、結果的に要望が多くなってしまった
- 広さや価格の希望とあいにくかった
- ライバルに負けた
- 価格交渉で破談
順番に見ていきましょう!
地区限定だった
土地を探し始めた時点で、第一子はすでに小学生になっていました。
転校がぜったいダメというわけではないけれど、できれば同じ学校に通えたほうが安心
なじみのあるエリアだし、職場にも近いから、できれば近所がいい
徒歩で今の学校に通うとなると、学校を中心点にして半径1.5キロくらいが理想的。
また、マンションや店舗が立ち並ぶ大通り沿いは、戸建てを建てるのには不向きです。そのため、大通り沿いも候補から外れます。
かなり限定的なエリアでの土地探しだったため、そもそもエリア内で土地がでることが少なかったです。
夫婦の希望が違い、結果的に要望が多くなってしまった
これは、土地探しあるあるだと思います。
多くのご家庭で、夫は広さと立地、妻は明るさを重視しているような印象がありますが、我が家ももれなく、そんな状態でした。
土地が広く、間口も広いところがいい
明るさが確保できて、できれば建築条件なしで
我が家の場合、妻が「できれば好きなハウスメーカーで建てたい」という希望があったので、建築条件付きの土地は、よほど他の条件がよくない限り、見送っていました。
広さや価格の希望とあいにくかった
地価はどんどん高くなっているけれど、予算には限度があります。そのため、売りに出されている土地は、以前よりも小さめになっているようです。
友だちに聞いたところ、東京の他のエリアでも同じ現象が起きているようです。
古家付きの場合は土地が広すぎるし(広いのはいいんですが、高くなるのが問題)、業者が買って分割すると、今度は希望よりも小さめになってしまう。
私が探していたエリアだと、50平米台の土地がかなり多い印象でした
不動産屋さんにきくと「70平米や80平米を希望する人も多くいる」とのこと。ただ、小さくしたほうがよりたくさんの人の候補になるので、売主はどちらかというと小さめに切り分けて売るようです。
たとえば、80平米の土地を探していたとします。160平米の土地が売りに出されて、「ここを2分割してもらえれば、買える!」と思っても、実際には53平米が3つで売りに出されてしまうわけです。
ちなみに、広かった土地を分割すると、間口が細くなることが多いです。
早い段階であれば、土地の区画変更に応じてくれることもあるので、不動産屋さんに相談してみるのも手です。
ライバルに負けた
あと1歩のところで、出遅れて2番手になってしまった
これも、よくある話なのではないでしょうか。
しかし、23区で注意しなければいけないのは、業者の存在です。
「これは!」という土地が出た場合、申し込みが殺到します。実際の経験ですが、1陣に申し込みを入れた人たちがみんな「1番手」という扱いになっていました。
そして、いい土地であればいい土地であるほど、その中に業者が混じっているのです!
売主にしてみれば、業者に売るのがスムーズです。相手も慣れているし、お金もほぼ問題なく払ってもらえますし、販売後のトラブルも少なそうです。こうなると、一般人である私たちが購入できる可能性は絶望的です。
価格交渉で破談
前述のとおり、都内で土地探しをしていると、業者の存在がちらちらと目に入ります。いいなと思ったけど、ちょっと(いや、だいぶ)相場より高そうだなという土地は、業者が持っていることも多いです。
業者は、「できるだけ安く買って、できるだけ高く売る」仕事ですから、当然値段がお高いです。業者もいろいろですが、「土地で売れなければ、建てて売る」という業者もあります。その場合「建てれば定価で売れる」算段ですから、土地の値引きには消極的です。
一方、業者でも、借り入れで土地を購入していることが多いようです。返済期限などのタイミングが迫っていると、売り急いでいることもありますので、一概には言えません。
23区の土地探しは大変だった!
こうやって振り返ってみると、業者にも振り回された土地探しだったなあと思います。
このブログでは、今後土地購入のエピソードもご紹介していきます。
次回は、候補になった土地についてご紹介します。土地探しは情報戦!
都会ではどんな土地が市場にでてくるのか、参考にしてみてくださいね。