土地探しに疲れた人によくある誤解と、いい土地に出会うための6つのステップ

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いつまで経ってもいい土地が見つからず、疲れてしまいました…

どうすればいい土地に出会えますか?

私たちも、土地探しに2年近くかかってしまいました。

後から振り返って、「こうすればよかったな」「土地探しに対する考え方が間違っていたな……」という点が複数見つかりました。

この記事では、そんな経験をもとに、「土地が見つからない原因を突き止め、いい土地を見つけるまでの手順」を解説しています。

目次

土地探しに疲れた人が、理想の土地に出会う方法

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理想の土地に出会うまでの方法を、ステップでご紹介します。

STEP
土地探しに対する思い込みを捨てる

「相場よりお得に買おう」と思っていると、土地探しは難航する

STEP
希望をリストアップ

エリア、土地の広さ、価格、間口、方角、などの条件を一覧にする

STEP
希望の条件の土地があるかを確認する

不動産仲介さんにきいて、「そのような土地が実在するか」を確認

STEP
土地に対する条件を順位付けする

条件に順位付けをして、いくつクリアしたらOKかを決める

STEP
大事!!土地の情報が入ってくるようにする

土地探しは情報戦

STEP
土地価格の交渉をする

価格交渉のひと手間で、選択肢が広がる

ステップごとに順番に解説します。

土地探しに対する思い込みを捨てる

最初に、「いい土地が見つからない」という人によるある誤解を2つご紹介します。

  • 「どこに住むか」は「いつ住むか」より大事である
  • 相場より安い「お得な土地」が売られている

この2つに当てはまったら、まずは意識を変えましょう!

「いつ住むか」も「どこに住むか」と同じくらい大切

土地を探し始めると、「どこに住むか」にばかり目が行ってしまいます。
そして無意識のうちに「いつ住むか」を軽視してしまいます。

100点だと思える理想の土地が見つからない……

探し続ければ、5年後には90点の土地が出るかもしれません。

もう10待てば、93点の土地がでるかもしれません。

さらに10年待てば、97点の土地が。

おじいちゃんおばあちゃんになって、最高の土地に巡り合う……あなたはそれを望みますか?

かつての私もそうで、「死ぬ直前までいい土地は出続けますよ!」と聞いて覚めました……

「どこに住むかを100点満点」、「いつから住むかを100点満点」で採点して、合計得点が160点になることをイメージして土地を探しましょう!

時間が建つと地価が上がる可能性もある

ちなみに、私のエリアでは、5年前と比べて、地価は1.2倍くらいになっています。

5年前から土地探しをしている方もいるそうですが、「最初のほうに見たあの土地のほうが、条件がよかった」となってしまい、なかなか購入に踏み切れないそうです。

もし、探し始めてすぐに土地を買っていたら、同じ金額ではるかに好条件の土地を買えたはずです。

相場より安い「お得な土地」は売られていない

もうひとつ、土地探しをしている人がよく陥る誤解があります。

それは、「自分の知らないところで、理想の土地が、破格で売られている」という誤解です

インターネットには、「いい土地を安く買えた」エピソードがあふれています。また、不動産会社は「未公開の土地!!」「安くていい土地は、広告を出す前にすぐ売れる」をアピールします。

不動産会社は、会員登録してほしいですからね……

そのため、土地を探している人は、いつの間にか、「自分の知らないところで、いい土地が安く売られている」という幻想におちいってしまうのです。

もし、「条件のいい土地を破格で買いたい!」と思っているとしたら、要注意です。基本的に、そういうことはありません

土地は、価値相応の値段で売られます

相場より安い土地は、条件が悪いのです。

普段は理性的な人でも、土地になると、なぜか「いいものを安く買える」気がしてしまうのですよね

土地を買いたいなら、「80点の土地を、ほどよいタイミングで、適正価格で買う」ことが大切です

まずは希望をリストアップ

土地探しをするために、なんとなく条件を決めている方は多いと思います。

でも、夫婦でしっかりと話し合ってリストにしている方は、そこまで多くないように思います。夫婦それぞれの希望を出し合って、リストにしましょう。

これまでに却下になった土地があれば、その時の理由も振り返り、リストに盛り込みましょう

  • 予算
  • エリア
  • 広さ
  • 日当たり
  • 方角
  • 間口
  • 用途地区
  • 隣人などの周辺環境
  • 前面道路の幅
  • 旗竿地はOKか
  • 袋小路はOKか
  • 窪地はOKか
  • 私道はOKか

希望の条件の土地があるかを確認する

リストはできましたか? 次は、リストアップした要望を不動産仲介さんに見せ、そのような土地があるのかを尋ねます。

きき方はこうです。

「過去1、2年に、この条件にあてはまりそうな土地はありましたか?」

答えがNOなら、今後2年間でも出てこない可能性が高いです。

ちなみに、「そもそもそんな土地はない」ということもあります

よくある「そもそもない」土地

「駅2分の閑静な低層住宅地」とかは、厳しいです。

駅の近くは、基本的には商業用の地区なので、高さ規制がなく、がやがやしたエリアです。マンションなら建ちますが、住宅地には適さないです。住宅地に指定されるエリアは、駅から10分以上歩いたところのことが多いです。

土地に対する条件に優先度をつける

不動産屋さんから、「ここ2年くらいで売りに出されていましたよ」という返事をもらったら、次は条件の順位付けをしていきましょう。

先ほどのリストの中から、譲れない条件を3つくらいまでに絞ります。基本的には、この3つの条件をクリアしていたらOKとします。

ちなみに、一部の条件は設計の工夫でなんとかなったりもします。

  • 南向きじゃなくても明るい家にはできる
  • 多少狭くても広々感じさせることはできる

逆に、どんなに腕のいい設計士さんでも、「近隣住民」「駅からの距離」「学区」の問題は解決できません

大事!!土地の情報が入ってくるようにする

どんな土地を探せばよいかがわかりましたか? それでは、いよいよ本題です。

いい土地に出会うためにもっとも重要なのは、たくさんの土地情報を仕入れることです!!

土地の情報が入ってくるようにするために必要なことは、以下の3つ。

  • 3つ以上の不動産仲介会社に登録する
  • 毎日SUUMOやathomeを見る
  • 一括土地情報請求を利用する

3つ以上の不動産仲介会社に登録する

不動産会社は、何社登録していますか? 

私は、6社でした

もしまだ1社や2社しか登録していないのだったら、少なすぎます!!

地元の不動産仲介のなかには、エリアと強いつながりがあって、未公開土地をたくさん持っていることもあります。(たくさんというのは、2カ月に1回くらい未公開の案内が来るレベルです)

大手の不動産仲介は、売主が個人であることが多いです。古家付きも積極的に探せます。

また、価格のつけ方が全国仕様なので、地域によっては割安感があることもあります。

どの不動産仲介会社でも、95%は同じ土地を扱っています。それでも、残りの5%に出会うために、ぜひ登録してください。

我が家は最初は1社だけでしたが、あまりに土地が見つからず、登録先を増やしました。時間がもったいないなかったです。最初からたくさん登録しておけばよかった……

登録する仲介会社の目安
  • 全国区の大手1社以上
  • 地元に強い仲介3社以上

毎日SUUMOやathomeを見る

これは「土地探しお休み中」でもやるべき、最低限のアクションです。

SUUMOやat homeで確認するのは以下の土地です。

  • 新規の「好条件」の土地
  • 価格改定
好条件の土地とは?

土地に欠点があり割安になっているが、自分にとって欠点が気にならない土地です。

例えば、「前面道路が私道」「袋小路の土地」「高低差のある土地」など。

毎日見ていると、価格改定があったときに最速でアクションを起こせます。

ハウスメーカーに土地を探してもらう

ハウスメーカーに土地探しをお願いしておく方法も有効です。

ハウスメーカーは、土地そのものの資産性ではなく、「いい家が建つかどうか」という点で土地を見ます

同じ土地を見ても、意見が分かれます。

仲介さん

ここは袋小路なので、資産性が低いです

営業さん

ここなら、広々した快適な家が作れますよ! 四角い土地なので、間取りの自由度も高いです

この土地はイマイチだと思っていたけど、こんな理想の間取りができるんですね!!

ハウスメーカーと一緒に土地探しをする方法は、これまで不動産会社と一緒に土地探しをして、うまく土地が見つからなかった人に特におすすめの方法です。

土地が決まったら、すぐに間取りを検討できるので、家賃と土地ローンの二重支払期間も短くできます。

特に、地価の高いエリアでは大きなメリットです

1点気を付けておきたいのは、土地探しをお願いすると、「そのハウスメーカーでお願いしないといけないかな……」という気持ちになることです。

ですから、土地探しをお願いするハウスメーカーは慎重に決めましょう!

ほかのハウスメーカーで建てても法律上は問題ないのですが、やっぱり土地だけ買って家はお断りするのって、気が引けるものです……

ちなみに、ハウスメーカーが候補の土地を探して、間取りも描いてくれるサービスがあります。この方法なら、ハウスメーカー側も同時に複数依頼しているとわかってもらえるので、お断りも心苦しくなく、気楽に試せますよ。

土地価格の交渉をする

最後のステップは、土地の交渉です。

土地の価格や、建築条件の交渉をすることで、検討できる土地がぐっと増えます!

この土地いいんだけど、ちょっと高い……

そんな土地があったら、思い切って価格交渉をしてみてください。

価格交渉のポイント
  • 不動産仲介さんと良好な関係を築いておく
  • 安くなる目安は、多くても1割程度と心得る
  • SUUMOなどに掲載されて3カ月、6カ月あたりが狙い目
  • 売主が企業の場合には、期末も狙い目
  • 複数区画の最後の1区画も狙い目

SUUMOに掲載されて3カ月というのは、最初の値下げがされるタイミングでもあります。また、掲載後6カ月で「売れ残り感」が出てくるので、交渉に応じてもらいやすくなります。

地域差もあるので、不動産仲介さんに相談しながらすすめましょう!

6社くらい登録しておくと、「交渉はここが得意そうだな」「この土地は交渉が難しそうだから、仲介料を安くしてくれそうな○○社にお願いしようか」など、不動産仲介さんの特徴も見えてきます

土地探しに疲れた人によくある誤解と、いい土地に出会うための6つのステップ

今回は、土地探しに疲れた人のための、「いい土地に出会うための6つのステップ」をご紹介しました。

いい土地に出会うための6つのステップ
  • 土地探しに対する思い込みを捨てる
  • 希望をリストアップ
  • 希望の条件の土地があるかを確認する
  • 土地に対する条件を順位付けする
  • 大事!!土地の情報が入ってくるようにする
  • 土地価格の交渉をする

家づくりにおいて、土地探しが一番大変だったという人は多いです。

土地探しは、最初にして、最大のハードルです。

素敵な土地が見つかりますように!

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