いつまで経ってもいい土地が見つからず、疲れてしまいました…
どうすればいい土地に出会えますか?
私たちも、土地探しに2年近くかかってしまいました。
後から振り返って、「こうすればよかったな」「土地探しに対する考え方が間違っていたな……」という点が複数見つかりました。
この記事では、そんな経験をもとに、「土地が見つからない原因を突き止め、いい土地を見つけるまでの手順」を解説しています。
土地探しに疲れた人が、理想の土地に出会う方法
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理想の土地に出会うまでの方法を、ステップでご紹介します。
「相場よりお得に買おう」と思っていると、土地探しは難航する
エリア、土地の広さ、価格、間口、方角、などの条件を一覧にする
不動産仲介さんにきいて、「そのような土地が実在するか」を確認
条件に順位付けをして、いくつクリアしたらOKかを決める
土地探しは情報戦
価格交渉のひと手間で、選択肢が広がる
ステップごとに順番に解説します。
土地探しに対する思い込みを捨てる
最初に、「いい土地が見つからない」という人によるある誤解を2つご紹介します。
- 「どこに住むか」は「いつ住むか」より大事である
- 相場より安い「お得な土地」が売られている
この2つに当てはまったら、まずは意識を変えましょう!
「いつ住むか」も「どこに住むか」と同じくらい大切
土地を探し始めると、「どこに住むか」にばかり目が行ってしまいます。
そして無意識のうちに「いつ住むか」を軽視してしまいます。
100点だと思える理想の土地が見つからない……
探し続ければ、5年後には90点の土地が出るかもしれません。
もう10待てば、93点の土地がでるかもしれません。
さらに10年待てば、97点の土地が。
おじいちゃんおばあちゃんになって、最高の土地に巡り合う……あなたはそれを望みますか?
かつての私もそうで、「死ぬ直前までいい土地は出続けますよ!」と聞いて覚めました……
ちなみに、私のエリアでは、5年前と比べて、地価は1.2倍くらいになっています。
5年前から土地探しをしている方もいるそうですが、「最初のほうに見たあの土地のほうが、条件がよかった」となってしまい、なかなか購入に踏み切れないそうです。
もし、探し始めてすぐに土地を買っていたら、同じ金額ではるかに好条件の土地を買えたはずです。
相場より安い「お得な土地」は売られていない
もうひとつ、土地探しをしている人がよく陥る誤解があります。
インターネットには、「いい土地を安く買えた」エピソードがあふれています。また、不動産会社は「未公開の土地!!」「安くていい土地は、広告を出す前にすぐ売れる」をアピールします。
不動産会社は、会員登録してほしいですからね……
そのため、土地を探している人は、いつの間にか、「自分の知らないところで、いい土地が安く売られている」という幻想におちいってしまうのです。
もし、「条件のいい土地を破格で買いたい!」と思っているとしたら、要注意です。基本的に、そういうことはありません。
土地は、価値相応の値段で売られます
相場より安い土地は、条件が悪いのです。
普段は理性的な人でも、土地になると、なぜか「いいものを安く買える」気がしてしまうのですよね
土地を買いたいなら、「80点の土地を、ほどよいタイミングで、適正価格で買う」ことが大切です
まずは希望をリストアップ
土地探しをするために、なんとなく条件を決めている方は多いと思います。
でも、夫婦でしっかりと話し合ってリストにしている方は、そこまで多くないように思います。夫婦それぞれの希望を出し合って、リストにしましょう。
これまでに却下になった土地があれば、その時の理由も振り返り、リストに盛り込みましょう
- 予算
- エリア
- 広さ
- 日当たり
- 方角
- 間口
- 用途地区
- 隣人などの周辺環境
- 前面道路の幅
- 旗竿地はOKか
- 袋小路はOKか
- 窪地はOKか
- 私道はOKか
希望の条件の土地があるかを確認する
リストはできましたか? 次は、リストアップした要望を不動産仲介さんに見せ、そのような土地があるのかを尋ねます。
きき方はこうです。
答えがNOなら、今後2年間でも出てこない可能性が高いです。
ちなみに、「そもそもそんな土地はない」ということもあります
「駅2分の閑静な低層住宅地」とかは、厳しいです。
駅の近くは、基本的には商業用の地区なので、高さ規制がなく、がやがやしたエリアです。マンションなら建ちますが、住宅地には適さないです。住宅地に指定されるエリアは、駅から10分以上歩いたところのことが多いです。
土地に対する条件に優先度をつける
不動産屋さんから、「ここ2年くらいで売りに出されていましたよ」という返事をもらったら、次は条件の順位付けをしていきましょう。
ちなみに、一部の条件は設計の工夫でなんとかなったりもします。
- 南向きじゃなくても明るい家にはできる
- 多少狭くても広々感じさせることはできる
逆に、どんなに腕のいい設計士さんでも、「近隣住民」「駅からの距離」「学区」の問題は解決できません
大事!!土地の情報が入ってくるようにする
どんな土地を探せばよいかがわかりましたか? それでは、いよいよ本題です。
土地の情報が入ってくるようにするために必要なことは、以下の3つ。
- 3つ以上の不動産仲介会社に登録する
- 毎日SUUMOやathomeを見る
- 一括土地情報請求を利用する
3つ以上の不動産仲介会社に登録する
不動産会社は、何社登録していますか?
私は、6社でした
もしまだ1社や2社しか登録していないのだったら、少なすぎます!!
どの不動産仲介会社でも、95%は同じ土地を扱っています。それでも、残りの5%に出会うために、ぜひ登録してください。
我が家は最初は1社だけでしたが、あまりに土地が見つからず、登録先を増やしました。時間がもったいないなかったです。最初からたくさん登録しておけばよかった……
- 全国区の大手1社以上
- 地元に強い仲介3社以上
毎日SUUMOやathomeを見る
これは「土地探しお休み中」でもやるべき、最低限のアクションです。
SUUMOやat homeで確認するのは以下の土地です。
- 新規の「好条件」の土地
- 価格改定
土地に欠点があり割安になっているが、自分にとって欠点が気にならない土地です。
例えば、「前面道路が私道」「袋小路の土地」「高低差のある土地」など。
毎日見ていると、価格改定があったときに最速でアクションを起こせます。
ハウスメーカーに土地を探してもらう
ハウスメーカーに土地探しをお願いしておく方法も有効です。
同じ土地を見ても、意見が分かれます。
ここは袋小路なので、資産性が低いです
ここなら、広々した快適な家が作れますよ! 四角い土地なので、間取りの自由度も高いです
この土地はイマイチだと思っていたけど、こんな理想の間取りができるんですね!!
ハウスメーカーと一緒に土地探しをする方法は、これまで不動産会社と一緒に土地探しをして、うまく土地が見つからなかった人に特におすすめの方法です。
土地が決まったら、すぐに間取りを検討できるので、家賃と土地ローンの二重支払期間も短くできます。
特に、地価の高いエリアでは大きなメリットです
1点気を付けておきたいのは、土地探しをお願いすると、「そのハウスメーカーでお願いしないといけないかな……」という気持ちになることです。
ほかのハウスメーカーで建てても法律上は問題ないのですが、やっぱり土地だけ買って家はお断りするのって、気が引けるものです……
ちなみに、ハウスメーカーが候補の土地を探して、間取りも描いてくれるサービスがあります。この方法なら、ハウスメーカー側も同時に複数依頼しているとわかってもらえるので、お断りも心苦しくなく、気楽に試せますよ。
土地価格の交渉をする
最後のステップは、土地の交渉です。
この土地いいんだけど、ちょっと高い……
そんな土地があったら、思い切って価格交渉をしてみてください。
- 不動産仲介さんと良好な関係を築いておく
- 安くなる目安は、多くても1割程度と心得る
- SUUMOなどに掲載されて3カ月、6カ月あたりが狙い目
- 売主が企業の場合には、期末も狙い目
- 複数区画の最後の1区画も狙い目
SUUMOに掲載されて3カ月というのは、最初の値下げがされるタイミングでもあります。また、掲載後6カ月で「売れ残り感」が出てくるので、交渉に応じてもらいやすくなります。
地域差もあるので、不動産仲介さんに相談しながらすすめましょう!
土地探しに疲れた人によくある誤解と、いい土地に出会うための6つのステップ
今回は、土地探しに疲れた人のための、「いい土地に出会うための6つのステップ」をご紹介しました。
- 土地探しに対する思い込みを捨てる
- 希望をリストアップ
- 希望の条件の土地があるかを確認する
- 土地に対する条件を順位付けする
- 大事!!土地の情報が入ってくるようにする
- 土地価格の交渉をする
家づくりにおいて、土地探しが一番大変だったという人は多いです。
土地探しは、最初にして、最大のハードルです。
素敵な土地が見つかりますように!