【注文住宅】相見積もりの取り方【信頼関係を壊さない!】

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気に入った一社から見積もりをもらったのですが、思っていたよりも高くて……相見積もりをとってもいいですかね……?

もちろん、相見積もりはとったほうがいいです! 今回は、相見積もりの取り方や、マナー、タイミングについて解説します

こんな方におすすめの記事です
  • 気に入った1社から見積もりをもらったけれど、適正な金額かわからない……
  • 相見積もりを取ろうと思っているけど、営業さんとの関係を壊したくない
  • 相見積もりのマナーって、あるのかな?
  • 相見積もりって、どのタイミングで取ったらいいの?

ハウスメーカーを選ぶときに、相見積もりを取る方はたくさんいます。ですから、決して相見積もりを取ること自体はマナー違反ではありません。

しかし、「相見積もりを取ると言ったら、嫌な顔をされた」などの口コミがあるのも、また事実。そこで今回は、相見積もりを取るときに抑えておきたいマナーや注意点を解説します。

目次

【注文住宅】相見積もりの取り方5つのポイント

相見積もりの5つのポイント
  • 相見積もりであることを伝える
  • 相見積もりは2~3社で
  • 複数の会社に同じ条件で依頼する
  • 予算を明確に伝える
  • 建築条件付きの土地は、他社では建てられない

ひとつずつ解説していきます。

相見積もりであることを伝える

相見積もりをすることを、つい隠したくなることもあるかもしれません。

しかし、相見積もりであることを隠すと、かえって不信感を与えてしまう可能性があります

マイホームを建てるときに相見積もりを取るのは、ごく普通のことです。ですから、「相見積もりを取るなんて申し訳ない……」と思う必要はありません。

そうは言っても、話が進んできてから「実は相見積もりも取っていて……」と切り出すのは、心苦しいものです。初回のヒアリングや見積もりが出る前のタイミングに、「ほかにも2、3社検討しています」と伝えておくと気が楽ですよ。

早めに伝えても嫌な顔をされる場合もありますけどね。それはあなたのせいではないので、落ち込む必要はありませんよ

相見積もりは2~3社で

相見積もりはよくあることですが、例えば「10社で相見積もりを取っています!」となると、話は少し変わります……。10社で相見積もりを取っているとなると、成約する可能性は10分の1。

ハウスメーカーにとっては、「成約の見込みが非常に低いクライアント」になってしまいます

そのため、しっかりした提案も受けづらくなります

事前に資料を取り寄せたり、HPを読みこんだり、口コミを調べたりして、情報を集めます。そのうえで、「しっかりとした見積もりを取るのは」3社くらいまでに絞っておくのがベターです。

当サイトでもハウスメーカーの情報を発信していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

複数のハウスメーカーに同じ条件で依頼する

各社の比較が難しくなるため、間取りや設備など、可能な限り同じ条件で依頼することが大切です。

例えばこんなことが起きる
  • A社が安いと思っていたら、吹き抜けを作る場合はB社より割高だった
  • C社は設備がほとんど自社製品で割安だが、リクシルのキッチンを入れると急に高くなる
  • D社は安いけど、断熱性能が低かった……

できれば、見積もり前に希望条件を洗い出して、リストアップしておくとよいです。

「大丈夫だ」と思っていても、記憶で打ち合わせをすると、伝え漏れがでやすいです

予算を明確に伝える

各社にしっかりと予算を伝えましょう。

同じ予算を伝えても、会社によって、出てくる見積もり金額は違います。

たとえばこんな感じ
  • 予算内に収まる見積もり
  • 希望をすべて叶えるが予算オーバーの見積もり
  • 希望をすべて叶える見積もり+予算削減案の2パターン
  • 予算オーバーの見積もりだが、「10%引きまで頑張ります!」

予算は、少なめに伝えるのがコツです。

見積もり時点ではなんとか予算に収まっても、そのあと希望がふくれあがって、予算オーバーになりがちです

建築条件付きの土地は、他社では建てられない

建築条件付きの土地は、建築会社があらかじめ決まっています。そのため、相見積もりをとっても意味がありません。

ただし、土地購入前の状態であれば、場合によっては「建築条件付きを外す」ことができます。エリアによっても違いがありますが、追加費用がかかることが多く、100万円~300万円ほどが相場です。

「相場よりも高い金額で家を建てさせられそうで不安」という場合には、不動産仲介会社に建築条件を外すための条件を確認してから、他社に見積もりを依頼するとよいですね。

すでに土地を購入しているのであれば、ここからの交渉は難しいです。

相見積もりをするのにベストなタイミングは?

相見積もりは、どのタイミングでとればいい?

最初の会社の見積もりが出る前のタイミングが良いと思います!

住宅の見積もりを出すには、時間がかかります。少なくとも、1週間は見ておきたいですが、繁忙期などで忙しかったりすると、それ以上時間がかかってしまうこともあります。

1社目の見積りが出てくるのを待っていると、時間ばかりがどんどん過ぎてしまいます。ですから、気になっている2~3社に、ほぼ同時のタイミングで見積りを依頼しましょう。

1社目の見積もりをもらって、あまりに高かったので相見積もりを考え始めました。こんなケースではどうしますか?

このようなケースでは、素直に、「検討している金額よりも高かったので、申し訳ないけど相見積もりをとって検討します」と伝えるのがよいと思います。

基本的に、遅くなればなるほど伝えづらくなりますので、「信頼関係」を重視するなら、相見積もりを取ろうと思ったタイミングで早めに伝えるのがよいです

住宅会社に「もうほぼ確定!」と思わせたタイミングで、切り札的に「実は相見積もりをとっていて……」と始める方もいらっしゃいます……価格交渉力は高いと思いますが、これを狙って交渉するのは、信頼関係にひびが入りやすいのでおすすめはしません

相見積もり結果を比較するときの3つの注意点

続いて、見積もりが出そろった後の注意点を解説します。

相見積もり結果を比較する際の3つのマナー&注意点
  • 無茶な値下げ要求をしない
  • 家の価値は価格だけではないと心得る
  • 家づくりの進め方&担当者との相性もチェック

無茶な比較や、値下げ要求をしない

たとえば、積水ハウスさんに、「相見積もりを取ったら、タマホームのほうが○○円安かったんですが……」と言っても「そりゃあそうでしょうね」という反応になってしまいます。

「わかっていない客だな」という印象を持たれてしまい、割引してもらえないどころか、その後の交渉も不利になってしまいます

けれども、「御社のプランが気に入っているのですが、三井ホームさんのほうが○○円安くて……」であれば、「価格だけで比べているわけではない」ということも伝わりますし、「頑張って値引きしようかな」という気持ちになってくれるかもしれません。

価格で頑張ってもらいたいなら、「同価格帯」のハウスメーカーを引き合いに出しましょう

ちなみに、「値下げ」よりも「オプションのおまけ」のほうが、受け入れてもらいやすいですよ

家の価値は価格だけではないと心得る

家の価値は「安い」だけではありませんし、プライドを持って設計をしている人は、「価格」だけで比較されることを嫌います。

家の評価軸
  • 価格
  • 暮らしやすさ(間取り)
  • 性能値(断熱性能・気密性など)
  • 設備
  • 家づくりの過程の楽しさ

総合的に判断して、「自分たちが一番幸せになれるハウスメーカー」を選びましょう

家づくりの進め方&担当者との相性もチェック

「家そのもの」だけでなく、「担当者との相性」も実は重要なチェックポイント

注文住宅の打ち合わせは、設計士や担当者と行います。

担当者との相性が悪いと、家づくり自体が苦痛になってしまいます

もし、「家はすごくいいけど、担当者さんとどうしても合わない」という場合には、担当者が変更できないか相談してみてもよいですね。担当者を変更するなら、契約前のタイミングが良いと思います。

実際に担当者さんを変えてもらった人もいらっしゃいますよ

打ち合わせ回数もチェック!

高級ハウスメーカーほど、打ち合わせの回数が多い傾向があります。

これは人件費がかかっているから高いということもありますが、「高級ハウスメーカーほど選択肢が多く、アドバイスもたくさんくれるので、打ち合わせに時間がかかる」ということでもあります。

注文住宅の相見積もりの取り方&注意点まとめ

今回は、注文住宅で相見積もりをとるときのマナーや注意点をまとめました。

家は一生ものなので、「相手に悪いから……」というだけの理由で、不安点を残したまま契約してしまうと、ずっと後悔が残ってしまうかもしれません。

実際、1社だけで決めるのは少数派で、過半数が2~3社、多い人では10社以上比較して決めています。アンケート結果や、プロの見解はこちらから。

「気まずいし、相見積もりは取らなくていいかな……まだ迷う……」と思っている方は、以下の記事もどうぞ。

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