三菱地所ホームで建てた人をあまり見かけませんが、大手なんですよね? どんな特徴があるんだろう?
三菱地所ホームは、大手デベロッパー三菱地所の100%出資子会社の高級ハウスメーカーです。いわゆるステータスの高いハウスメーカーですが、規模は小さく、ハウスメーカー大手8社には含まれません。
- ハウスメーカーを探している
- 各社の特徴を知りたい
- あまり表に出てこないハウスメーカーについても知りたい
三菱地所ホームの6つの特徴
それでは早速、三菱地所ホームの特徴を6つご紹介します。
- 高級ハウスメーカー
- 財閥系なので倒産リスクが少なく安心できる
- 年間施工棟数はかなり少ない
- 最大の売りは全館空調「エアロテック」
- 木造2×4構造がメイン
- デザイン性が高く、洋風が得意
6つの特徴を順番に解説していきます。
1.高級ハウスメーカー
「三井ホームより高かった」「真の富裕層向けなのでSNSに情報が少ない」という口コミも見かけます
一方で、立地や間取り、仕様にもよりますが、「住友林業よりも500万円安かった」という口コミもあります。
ですから、住友林業や三井ホーム、積水ハウス、ダイワハウスなどのいわゆる高価格帯のハウスメーカーを検討しているなら、三菱地所ホームにも手が届くかもしれません。
2.財閥系なので倒産リスクが少なく、安心できる
三菱地所ホームは、三菱地所の100%子会社です。大手財閥系なので、安心感がありますね。
急成長をしているハウスメーカーは魅力的ですが、歴史がある会社のほうが、将来的なメンテナンスの対応なども含めて安心できるという方も多いはず。
親戚や近所のご年配の方からも好評なはずです
ちなみに、三大財閥系(三菱・三井・住友)のハウスメーカーはほかにもありますので、信頼と安心感を重視している方はチェックしてみてくださいね。
3.年間施工棟数はかなり少ない
実は、三菱地所ホームの注文住宅の2021年の施工棟数は、わずか173棟(情報元:住宅産業新聞社)
積水ハウスは約1万棟、住友林業は約8500棟、三井ホームは約2000棟ですから、比較すると数の少なさがわかります。
施工エリアは首都圏と関西です(東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・京都・奈良・兵庫)
富裕層向けで、年間棟数が少なく、三菱の名前を冠している……ハイステイタスですね
4.最大の売りは全館空調「エアロテック」
三菱地所ホームの最大の魅力は、全館空調の「エアロテック」。
エアロテックに惚れこんだ人が、三菱地所ホームの注文住宅を選ぶ
三菱地所ホームを選ぶ人は、エアロテックに惚れこんだ人
ここブログ
三菱地所ホームは、他社に先駆けて全館空調を導入しているので、歴史と実績がありますね。
5. 木造2×4構造がメイン
三菱地所ホームの主力は木造です。構造は、ツーバイフォー(2×4)を進化させた「ツーバイネクスト」。
同社の最上級の商品ラインナップ「ROBRA」では、木造でありながら、これまでと全く違ったフォルムの家を打ち出しています。
美術館のようなたたずまいです
6. デザイン性が高く、洋風が得意
三菱地所ホームは内装や外観もおしゃれです。洋風なデザインが得意ですが、ROBRAなどはラグジュアリーモダンといった雰囲気です。
高級感があって、シックなインテリアが得意なハウスメーカーです
高級ハウスメーカーはだいたいどこもそうですが、設計士とインテリアコーディネーターさんが担当としてついてくれます。インテリアのセンスに自信がない方も、安心して依頼できますね。
三菱地所ホームの坪単価
インターネット上では、以下のような口コミがありますので、参考にしてくださいね。
見積書には146万円/坪…
外構やその他を入れると172万円/坪
(住友林業は)三菱地所ホームより500万円高い
上記は2022年時点の情報ですので、現在は更に値上がりしていることが予想されます。また、エリアは23区です。地方の場合は、東京より安く建築できることが多いです。
三菱地所ホームは「富豪むけ」などとも言われていますが、「住友林業」や「積水ハウス」などを検討しているのであれば、十分検討する余地はあると思いますよ。
三菱地所ホームとよく比較されるハウスメーカー
三菱地所ホームとよく比較されるハウスメーカーは、なんといっても「三井ホーム」です。両社は、以下のような共通点があるので、競合になりやすいです。
- 財閥系の安心感
- 高級・高コスト
- 洋風な家が得意
- 全館空調が得意
- 木造ツーバイフォーを進化させた工法
三菱地所ホームと三井ホームの違い
両社は会社の雰囲気も商品もとてもよく似ています。
でも「あえて言うなら」という意味で、違いもご紹介しておきますね。
三菱地所ホームのほうが、より落ち着きがある社風
営業さんについても、両社ともおだやかないい人が多いようですが、会社情報を見ると、三井ホームのほうが年齢がお若い人が多そうです。そのため、三菱地所ホームのほうが、やや落ち着いた雰囲気があるかもしれませんね。
会社の平均年齢で言うと10歳ほど違うようです
三井ホームは、「体育会系のさわやかなお兄さん」タイプが多いようです。
デザインがわずかに違う
公式HPやSNSの家などを見ていて感じるのは、三菱地所ホームのほうがよりシックで重厚感があるデザインが多いということです。
また、最高級ラインと思われるROBRAのデザインはかなりラグジュアリーで、前衛的な感じ。
一方、三井ホームは若年層向けの「LUCAS」、最新商品の「IZM」など、モダンなデザインが充実しています。天窓なども積極的に採用しているので、「重厚感」というよりは「明るくさわやかな」印象。スキップフロアを打ち出した商品もあり、「高天井」「ロフト」などの空間設計に強みがあります。
もちろん、三菱地所ホームでも明るく爽やかな家はできますし、三井ホームでも重厚感のある家は作れますよ
施工棟数は三井ホームのほうが多い
三菱地所ホームの年間施工棟数は200もないくらい。一方三井ホームは全国展開しており、年間施工棟数は2000以上です。三井ホームのほうが、10倍以上多くの家を建てています。
「人と違うハウスメーカーがいい」なら三菱地所ですし、「施工事例が多い会社がよい」ならば三井ホームがよいでしょう。
三菱地所ホームに関するよくある質問(FAQ)
最後に、よくある質問と、回答をご紹介します。
- 三菱地所ホームで建てるメリットは?
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家の性能・住みやすさ・デザインなどすべてが高品質であることです。特に全館空調には強みがあります。
- 三菱地所ホームのデメリットは?
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価格が高いことと、施工エリアが首都圏&関西の一部に限られていることです。
- 坪単価を抑える方法は?
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自分たちにとって必要なオプションと、必要ではないオプションを見極め、取捨選択をしていくことで、満足感は高いまま、価格を抑えることができますよ。
また、三菱地所ホームは割引をしてくれる会社です。他社と相見積もりを取ることで値引きを引き出せるでしょう。
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まずは自分たちの収入や、希望するライフスタイルなどをもとに、家づくりの予算を立てましょう。ハウスメーカーでローンの相談をすると多めに見積もられがちなので、中立の立場にあるファイナンシャルアドバイザーさんなどにアドバイスをしてもらうと安心できます。
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