【初心者向け】一条ルールまとめ【2024最新】

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一条工務店でマイホームを建てようと思っているんだけど、「一条ルール」っていうものがあると聞きました。一条ルールって、いったいなんですか?

一条工務店では、低価格で性能をキープするために、いろいろな制限を設けています。このような一条工務店ならではのルールを、施主のあいだでは「一条ルール」と呼んでいます。

「ルールが厳しい」と聞くと、「自分が希望するような家ができるかな?」と不安になりますよね。

一条工務店では、細かいものも含めると、100以上のルールがあるともいわれます。ここでは代表的な例を10個紹介しますので、このようなルールが受け入れられるか、考えながら読み進めてみてください。

※こちらのルールは2023年の12月に調査した最新版です。

目次

代表的な一条ルール10選

一条ルール1:45cm単位でしか壁を動かせない

一条工務店では、マス目を活用して間取りを作ります。1マス90センチで、間取りの計画では半マス(45cm)ごとにしか壁を動かすことができません。

そのため、以下のような問題が出てくる可能性があります。

廊下が90センチは狭い→次の選択肢は135cm
壁を15cm移動させて、部屋の広さを調整したい→不可

一条ルール2:天井高は選択肢が決まっている

i-smartの場合、標準んは2400で、1階のみ2600に変更可能です。低くすることはできません。

グランセゾンの場合、1階は2650が標準で、2階は2500です。ただし、3階建ての場合、すべての階が2400で固定されており、高くすることも低くすることもできません。

また、天井高を上げることはできますが、ドアの高さは標準のままです。

一条ルール3:2階建ては総2階になる

1階部分を広くして、2階を狭くするということはできません。

1階完結の間取り(1階にリビング、水回り、寝室1部屋)を希望する場合には、注意が必要です。

一条ルール4:ロスガードが必須

ロスガードは、換気用の機械です。一条の性能を担う根幹で、必ず設置をしなければいけません。けっこう大きな機械で、1マス(91×91cm)のスペースが必要です。

3階建ての場合、2階に設置するというルールがあります。

一条ルール5:吹き抜けには制限がある

一条工務店では、確実に耐震性能を維持するため、吹き抜けにも厳しい制限が設けられています。

吹き抜けの一条ルール
  • 大きさは、同じ階の床面積の3分の1まで
  • 縦横の長さは、同じ階の2分の1まで
  • 上記の条件には階段も含まれる

大きな吹き抜けを検討している方は要注意です。階段と吹き抜けを合わせた面積が、3分の1までです。

一条ルール6:外壁の色は2色まで

一条工務店の外壁は、高性能のハイドロテクタイル。色は5色あり、その中から選びます。選べるのは2色までです。

外壁が同じなので、外から見て「一条の家」というのが一目でわかります。

一条ルール7:建具の色はすべて同じ

一条工務店では、建具の色は5パターンくらいから選択します。家じゅうすべて同じ色になります。

ドアやフローリングは、一条のオリジナル品から選びます。

一条ルール8:窓の制限がある

家の熱は、窓から逃げます。そのため、一条工務店では、部屋の大きさに応じて窓の数に制限があります。8帖以下の部屋の場合、2つです。

数は厳しくはないと思いますが、リビングに大きな窓をつけたい場合には、注意が必要です。さらに、準防火地域だと選べる窓の種類がぐっと減ります。(横長FIX窓などが入れられません)

また、天窓はつけられません。角に窓もつけられません。

一条ルール9:設備は基本的には一条オリジナル

ここで言う設備とは、お風呂とキッチンです。

キッチンについては、オプション費用を追加することで、外部メーカーのものを入れられる場合があります。

入れられるメーカー(追加費用)入れられないメーカー
リクシル
パナソニック
TOTO
クリナップ
グラフテクト
イケア
ニトリ

お風呂については、床暖房に対応できないといけないため、私が調べた限りでは一条製品でないとダメなようです。

読者さんから、「個別に問い合わせれば、一条オリジナル以外の製品も導入可能」だという情報をいただきました。サイズが合えば入れられる可能性があるようですので、一条工務店の営業さんに個別にお問い合わせください。

一条ルール10:2Fリビングに吐き出し窓は使えない

2階リビングには、吐き出し窓には使えません。ベランダがある場合、床から15センチくらい高めのところに窓を設置することになるようです。

一条工務店で、制限が多い理由

一条ルールがなんとなくイメージできました!でも、どうしてこんなに細かくルールがあるんでしょうか?

一条工務店では、低価格で高性能を維持するために、細かい制限を設けています。

構造計算や耐熱計算などを、ひとつひとつ丁寧に行っていけば、間取りの自由度が高く、高性能な家ができます。しかし、一棟一棟計算をしていると、価格がどんどん高くなってしまいますよね。

そのため、このような制限がかかっているのでしょう。

ちなみに、パーツはフィリピンで作られてきて、現場で組み立てていきます。そういった点からも、細かい調整が効きにくいのです。

一条ルールまとめ:高性能の建築条件付き住宅

今回は、一条ルールについて、代表的なものを10個ご紹介しました。一条ルールのイメージはつかめましたか?

ほかにも、「最小間口は4500」とか「引き込み戸は使えない」とか「マス上にコンセントを配置してはいけない」など、多数のルールがあるようです。

一条工務店は、注文住宅ではなく、自由設計のハウスメーカーです。

全体的なイメージとしては、自由度は、建築条件付きの土地に建てる家に似ています。「高性能な売建」というイメージが近いです。

ルールは都度変わっていきます。ここに掲載したルールも、時期や地域によっては、変わっている可能性があります。気になるものがあったら、必ず担当者さんに確認をとってくださいね。

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