何かと敬遠されがちな3階建て。
我が家も、マンションにするか、郊外の2階建てにするか、はたまた3階建てにするか、とても迷いました。
今日は、3階建てを選んだ我が家が、「3階建てでよかった!」と思うことをご紹介します。
3階建てにはいいところがいっぱいあります。インターネットの口コミや、親戚の意見が気になって、3階建てを建てるか踏ん切りがつかないという人にぜひ読んでもらいたいです。
- 都内在住で、現在マイホームを検討中の方
- 2階建て、3階建てで悩んでいる方
- 「3階建てはやめとけ」と言われた方
- パートナーに押し切られて3階建てになりそうな方
良かったこと1:家族の時間が増える
好立地の3階建てなら、仕事が終わって帰宅までの時間が短いです。
我が家の場合は、夫が多忙で、子供が眠る前に帰ってこられることはほとんどありません。でも、オフィスと家が近いから、たまには、子供が起きている時間にかえってくることができます。
そのときの子供たちのはしゃぎようったら! ドアの音が聞こえると、玄関まで走っていきます。こんな日は、いつもより30分くらい夜更かしして、週末に遊びに行く予定をたてたり、一緒にゲームの話をしたりします。
パパにとっても、子供にとっても、幸せな時間です。
子供が駆け寄ってきてくれる期間は長くはなく、小学生までくらいですよね。子育てのこの期間にとれる家族の時間は、ほんとうにかけがえがないです。
良かったこと2:子育てで気持ちのゆとりが持てる
もうひとつ「3階建てにしてよかった」と思うのは、月並みですが、子供たちが思いきり遊びまわれること。
今はマンション住まいですが、下の階から苦情が来ています。
子供たちの足音には、いつも気を使っています
子供って、泣いて暴れたり、地団太を踏んだりすることがありますよね。(しない子も、中にはいると思いますが……。)子供が暴れると、どうしても下の階のことが気になります。
そうすると、つい、必要以上に怒ってしまうんです。「下の階に迷惑でしょ!」「やめなさい!」と……。やめさせるために、押さえつけることもあります。
私は、子供は、自分の感情を思いきり表現してもいいと思っています。気持ちを落ち着けるには、しっかりと感情を吐き出すことも必要です。本当はそう思っているのに、下の階のことを気にして、必要以上にイライラしたり、きつく怒ったりしてしまう自分が嫌です。
戸建てなら、下の階を気にする必要はありません。
ほんのそれだけで、気持ちにゆとりができて、子供に向き合ってあげることができます。
良かったこと3:生活圏を変えなくてよい
今のエリアをとても気に入っている我が家。
行きつけのレストランや、お気に入りの公園、1年以上続けている習い事、なかよしの友達など、この場所を離れたくない理由が、たくさんあります。
また、我が家の子供は、初めての環境に不安を感じやすく、合う合わないがはっきりしているタイプ。今はお気に入りの習い事がありますが、新しい場所で、また同じように楽しく通える習い事が見つかるかどうかは、わかりません。
そもそも今のエリアは、住環境や教育環境、職場へのアクセスを吟味して選んだ、いわば理想の地。その場所を離れずに、戸建てを持てるというのが、3階建てのいいところです。
良かったこと4:家づくりが楽しい
マンションも素敵ですが、「自由度」という点では、注文住宅のほうが勝ります。
マンションを買っても、造作家具を作ったり、壁紙を選んだり、間取りを少し変えたり、エコカラットを張ったり、というくらいしかできないんですよね。また、玄関ドアやバルコニー、窓は共用部でもあるため、個人の自由にはできません。
それと比べると、注文住宅は自由度が高いです。窓の大きさや窓枠の色も選べますし、天井高も決められます。トイレやお風呂、キッチンも選べます。玄関ドアも好きなデザインを選べます。
子供とのコミュニケーションを増やしたいという希望があれば、リビング階段をつけてもいいし、開放的な空間を実現したければ、吹き抜けを採用してもいいです。子供が遊べるように、クライミングウォールや滑り台、ハンモックをつけている住宅もあります。
自分たちの家をゼロから作っていく体験は、一生に何度もあるものではありません。
夫婦や家族で、自分たちの「好きなもの」や「理想の暮らし」「思い」を詰め込んでいく作業は、家族を持ったよろこびを体感できる瞬間です。
3階建ても、けっこう良いよ!
今回は、私たちが選んだ「3階建て」の魅力を伝えたいと思い、ブログを書きました。
3階建ては、限られた予算の中で、「家族の時間が増える好立地」と「子供がのびのびできる戸建て」を同時に実現することができる、数少ない選択肢です。
3階建てにするか、マンションにするか、2階建てにするか、はたまた平屋にするかは、どれが正解ということはもちろんありません。戸建てにも、注文住宅だけでなく、中古戸建てを買ったり、建売を買うという選択肢もあります。自分にぴったりの選択ができるよう、たくさん情報収集をしましょう!
何から始めていいかわからない、という方は、まずはマイホームの予算を確認することから始めます。自分で考えることもできますが、今はいろいろな場所で、無料でローン相談や、マイホームの資金の相談をすることができます。
ただ、ハウスメーカーのローン相談だと、高い家を買ってもらうために、すこし無理のある資金計画を提示されてしまうこともあるようです。
一方、保険関係のローン相談は、もっと現実的。「教育にお金をかけたい」「家族でたくさん旅行に行って思い出をつくりたい」など、家を買う以外の多様な価値観を尊重してもらえます。ただし、向こうもビジネスなので、かならず保険のおすすめはされます。
ですから、一長一短ではありますが、「不要な保険は断れる」という方には、リクルートが運営する保険チャンネル などの保険系のローン相談が良いと思います。3階建てに興味がある方は、ぜひ3階建てのデメリットも知っておきましょう。住み始めてから後悔することを防げます。