【+50cm!】3階建ての天井を高くする方法5選

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3階建てだと、天井が低くなる可能性があることを、ご存じですか?

これは技術的な問題ではなく、規制の問題です。道路斜線規制や、2種高度地域の北側斜線規制などで、背の高い建物が建てられないのです。そのため、各階の高さに制限が出てしまいます。

ハウスメーカー標準の天井高は、2400のことが多いです。一方、狭小3階建ての天井高は、2200、2300、2150なんてことも……。

わたしも、最初は天井高に憧れていました。だから、LDKでさえ2250と言われて落ち込んだのを覚えています。でも、諦めないで! 天井を高くする方法は、あります!

「天井を高く感じる」のではなく、物理的に天井が高くなります!

目次

【天井高+20センチ以上】床下を圧縮する

都内の2種高度地域に建つ建物で、特に建売などでよく使われる手法です。通常、床下空間は、人が入って点検できるように40センチほど確保されていることが多いです。

しかし、狭小住宅では使える高さに限りがあるため、10センチや15センチなどになっていることもよくあります。

床下を圧縮することで、20センチ以上、天井を上げることができます!

ただし、床下空間を圧縮すると、将来のメンテナンス性は下がります。床下に人が入って修理することができないからです。点検だけであれば、今はカメラなどいろいろな方法がありますが、いざ修理が必要な場合には、床を壊すこともあるようです。

大手ハウスメーカーでは、床下空間の規定があることが多く、床下を圧縮することができません。そのため、天井高を優先する方は、ハウスメーカー選びのときから、慎重に検討してくださいね。

メンテナンス性か居住空間、どちらを優先するかは、建て主の価値観ですね

【天井高+20センチ】折り上げ天井にする

「天井を高くできますか?」というと、多くの場合、「これ以上は難しいです」とか「1階や3階の天井を下げれば、できますが……」などの返事が返ってくることが多いです。

でも、建て主は、「見える空間の天井が高ければ、満足」ということも多いです。その場合、「折り上げ天井」という方法があります。ケースバイケースではありますが、10cm~20cmほど折り上げることができますよ。

「折り上げ天井はできますか?」ときくと、かなりの確率で「できますよ!」と返ってくるはずです。10センチほど折り上げることができますよ。ぜひ活用しましょう!

以前、建築条件付きの土地で検討していた時の工務店さんも、できます!と言っていました。「売り建て」のおうちでも採用できるかも!

【天井高+30センチ】あらわし梁

折り上げ天井にとどまらず「あらわし梁」を採用することで、さらに天井高を実現できます。

通常、天井は壁紙などを張って仕上げます。折り上げ天井でも、それは同じ。

「あらわし梁」は、構造部材の梁を仕上げ材で覆わず、そのままむき出しにしたものです。そのため、折り上げ天井よりもさらに天井高に仕上げることができます。

ケースバイケースですが、一番高い部分で約30センチほど高くなるようです。

おしゃれと天井高を同時に実現できる!

【天井高+10センチ】ダウンフロアを活用する

リビングなど、開放感を感じたい場所のみ、床を下げる手法です。ピットダウンリビングともよばれます。

床が下がることにより、空間が縦に広がりますよ。

ちなみに、ダウンフロアか折り上げ天井か、どちらかひとつなら、折り上げ天井がおすすめです。リビングを折り上げた場合、キッチンやダイニングからも折り上げ天井が見えて、空間の広がりを感じやすいからです。

視線の抜けという点では、折り上げ天井のほうに軍配があがります

【天井高+??センチ】屋根断熱+勾配天井

実は、多くの家は天井断熱を採用しています。そのため天井の仕上げ材の上に分厚い断熱材が入っています。この断熱材をなくすことで、天井を高くすることができるんです。

そうは言っても、断熱性能が劣るのは困ってしまいますよね。そこで登場するのが、屋根断熱です。天井の断熱材ではなく、屋根そのもので断熱ができるのです。

屋根断熱を採用し、天井を勾配天井(斜め天井)にすることで、部分的な天井高を実現できます。低いところは2200でも、高いところが2700あれば、ぐっと空間が広く感じられますよ。

この方法を活用すれば、3Fは開放感が得られやすいので、天井高を2000や2100などに抑え、余った分を2Fリビングに振り分けることができますね。

まとめ

物理的に天井高を高くする方法をご紹介しました。

天井高にこだわるなら、自由がききやすい地元工務店がおすすめですが、ハウスメーカーの中で天井高が得意なのは三井ホームさんだと思います。レビューはこちらからご覧いただけます。

けれども、天井は高ければ高いほどいいというものでもありません。大事なのはメリハリです。今後、天井高が低くても開放感を感じられる方法や、低い天井のメリットなどもご紹介していきます。

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