L型
L型のメリットは、動線が良いこと。
キッチン内の作業も便利ですし、「回り込む」距離も短いので、ダイニング側からのアクセスも、ペニンシュラより良いです。
そんなL型も、狭小住宅と相性が良いです。なぜなら、ペニンシュラタイプのキッチンよりも、横幅が短いから。II型同様、通路幅が確保しやすいです。
実際に、建築条件付きの土地などの参考プランで、L型キッチンが入っていることも多いです
L字をすべて壁付けにするのではなく、コンロだけ壁につけて、ペニンシュラ風に設置するとおしゃれです。
メリットの多いL型ですが、デメリットはバックセットを置きにくく、収納量が少なくなりがちなところです。コの字型にできるだけの奥行きがとれそうであれば、収納不足も解消できます。
特に、奥行きの長い土地と相性が良いと思います。
I型(壁付け)
壁付けキッチンは、スペースを広々使えるので、狭小住宅の強い味方です!
家族の様子を見たいから「対面キッチンがいい」という方もいますよね。ですが、わたしの経験から言うと、「壁付けキッチンだから、リビングの様子がわからない」なんてことは、まったくありません。
振り返ればすぐ見えるし、空間も一体なので、むしろ家族を近くに感じられますよ。しかも、ペニンシュラより動線もいいです。
子どもが危ないことをしていたら、すぐに駆け付けられます!
作業台をつけるとおしゃれ
そうは言っても、昔からあるレイアウトなので、「ださい」「古い」と思う方もいるかもしれません。
そんなときにおすすめなのは、配膳カウンターを設置することです。リビングからキッチンが丸見えになることを防いでくれます。
私自身、このI型+作業台のキッチンを使ったことがありますが、おしゃれで使いやすく、床の掃除もしやすかったです。
作業台には収納をつけられるので、収納力も確保できますよ
作業台のスペースがない……という場合は、ダイニングテーブルを造作にして、キッチンと一体感を持たせるのもアリだと思います。
アイランド
アイランドキッチンは、両側に人が歩けるスペースがあるキッチンのことです。
狭小だと、アイランドは難しいよね……
私も、そう思っていました。けれど、内覧会に行ったときに、見つけました! アイランドキッチンがこんな向きで入っていました。
ちょっとわかりにくいですが、こんなイメージです。グレーはキッチン、黒はバックセットです。都内でよくある「間口が狭くて奥行きが深い」土地だからこそ実現できる、アイランドキッチン。
それでも、「アイランドキッチンが夢!」という方や、「リビングよりもダイニングを家の中心にしたい」という方には、ぴったりではないでしょうか。
ちなみに、こちらの事例はペニンシュラですが、似たようなレイアウトでキッチンを入れています。
まとめ
狭小住宅におすすめのキッチンを紹介しました。狭小住宅でも、さまざまなレイアウトのキッチンが導入できますね!
「検討中の土地に、希望のレイアウトのキッチンが入るかな?」と気になっている方は、土地購入前に、間取りの依頼をしてみるのがおすすめ!
こだわり条件や自由記入欄に、キッチンの希望を入力してみてください
スマホからでも、簡単に申し込めますよ。