オープンハウスの欠陥住宅の記事が文春で出ていたけど、ほかの家でも欠陥や施工不良はあるのかな? 検索すると、「ひどい」とか「やばい」と出てきて不安です。今買おうとしている家にも欠陥があったら嫌だな……
今回は、このような疑問にこたえるべく、オープンハウスの「欠陥」に関する口コミを徹底調査しました。また、施工不良を防ぐための手立てもご紹介しています。
この記事は、口コミをもとに書いています。口コミは、個人の主観に基づくものです。客観的に正確かどうかについてはここでは議論しません。
【文春/ブログ/SNS】オープンハウスの欠陥6選
欠陥ケース1:ドアの木枠がしなる
部門:建売(新築戸建て)
エリア:不明
建築時期:2019年頃
ドアの木枠を押してみると木枠がしなります。隙間あきます。向かって右と上の木枠の隙間が結構あります。子供なら指先1本入っちゃうんじゃないかな?くらいな隙間があるんです。その隙間から風がガンガン吹いてきます。間違いなく寒さの原因はその隙間からくる外気でした。
引用元:S-life+
※こちらの方は、オープンハウスに修理の対応をしてもらい、満足しているようです。
欠陥ケース2:お風呂の配管に穴
部門:建売(新築戸建て)
エリア:不明
建築時期:2016~2020頃
引越し後、お風呂に湯を張るときに
全然溜まらず…
機械の故障かと考えて色々やったけど
たまらず…
ついにたまりかねて連絡したところ、
どうやら配管に穴
が空いていたようで
まさかの建物の下が水浸しに…
引用元:アメブロtabitabimin
※こちらも対応してもらったと思われます。
欠陥ケース3:雨水の侵入
部門:建売(新築戸建て)
エリア:不明
建築時期:2016~2020頃
大雨の日に
どこからか雨が入ってきてしまうそう。
普段の雨だと何もないみたいなのですが、
大雨だと入ってくるらしいです。
引用元:アメブロtabitabimin
欠陥ケース4:「キッチンの床が傾いている」
部門:建売(新築戸建て)
エリア:神奈川
建築時期:2022年
昨年9月に神奈川県内にある4棟並んだオープンハウスの新築戸建ての1軒を購入したAさんは「この家には、ざっと数えて250カ所もの欠陥があります」と明かした上で、こう語る。
(中略)
「どうもキッチン部分の床の柱が無いようなのです。床の不陸(凸凹)がひどかったので、一級建築士さんに確認していただいたところ、『柱がないのが原因ではないか』と。キッチンの床が傾いているせいで冷蔵庫の冷凍室がうまく閉まらず、食品が半解凍になってしまい、非常に困っています」
文春オンライン
こちらは、文春の記事にもなった施工不良です。本当にキッチン部分の床の柱がないのだとしたら、かなりひどいです。
欠陥ケース5:基礎の傾き&シロアリ発見
部門:建売(新築戸建て)
エリア:神奈川
建築時期:2023年
「実は、4月半ばの内覧会の時点で、家のコンクリートの基礎部分がわずかに傾いていることが目視でわかったんです。レーザーの水平器で測ってみたところ、やはり明らかに傾いていた。
(中略)
「玄関の三和土(たたき)にシロアリがいるのを妻が見つけたのです。
文春オンライン
こちらは、文春で特集されていたものです。「基礎が傾いている」「シロアリ」というのは、家にとっては一番大事な構造に影響しますので、心配になるのも無理はありません。
欠陥ケース6:床下から異臭
部門:建売(新築戸建て)
エリア:不明
建築時期:2019年
床下から異臭のする欠陥住宅なのに調査をして原因を特定してくれないオープンハウス。どういうことなのか。同時期に建った他の二棟は異常なし。
— オープンハウス の新築戸建て購入で困った (@eEJfBr7AHgecaRz) June 26, 2020
複数の施工不良や不具合があるようですが、施主さんが訴える一番の心配は、床下の異臭。住んでいるうちに健康被害が出ることを心配されています。
また、おそらく3棟現場だと思いますが、他の2軒には問題はないそうです。
これはひどい!オープンハウスのやばい欠陥口コミまとめ
今回、インターネット上で見つかった口コミをまとめます。
- 欠陥ケース1:ドアの木枠がしなる
- 欠陥ケース2:お風呂の配管に穴
- 欠陥ケース3:雨水の侵入
- 欠陥ケース4:「キッチンの床が傾いている」
- 欠陥ケース5:基礎の傾き&シロアリ発見
- 欠陥ケース6:床下から異臭
今回は、あえて欠陥に関する口コミだけを集めているので、ここだけ読むと不安になってしまうかもしれません。しかし、この口コミは、インターネットで探して探して、やっと見つけた情報です。実際には、何の問題もなく住んでいらっしゃる方も多くいます。
ちなみに、オープンハウスの戸建てには、「注文住宅」、「セミオーダー住宅」、「新築戸建て」の3種類の住宅があります。たまたまかもしれませんが、施工不良を訴えている口コミでは、「建売」を購入した方が多いように思いました。
エリアは、こちらもたまたまかもしれませんが、神奈川が多いようです。
ひどい欠陥住宅を買わないための方法
おそらく、このコラムを読んでくださっている方は、今、オープンハウスの戸建ての購入を検討していらっしゃるのではないでしょうか?
その場合、本当に大切なのは、「オープンハウスで過去にどんな施工不良があったか」ではなく、「今買おうとしている家に施工不良があるかどうか」「問題が起きたときに、真摯に対応してくれるかどうか」だと思います。
施工不良があるという「口コミ」だけで、気に入った家を買うのを断念してしまうのはもったいないです。その場合には、ホームインスペクションを入れるという方法もあります。住宅のプロが、屋根裏や床下など多岐にわたって家をチェックしてくれます。完成宅のチェックの場合は、6万円くらいのことが多いようです。決して安くはありませんが、もし施工不良があったら、かかる費用は比べ物になりません。
インスタグラムでも、オープンハウスでホームインスペクションを入れている方はよく見かけます。
首都圏では、さくら事務所というところが有名です。費用を抑えたい場合には、「ココナラ」や「くらしのマーケット」などで個人で依頼を受けている方にお願いするのが良いでしょう。
>>さくら事務所
また、もし3階建ての建売を購入しようとしているのであれば、以下に購入前のチェックリストをご用意しています。
オープンハウスのメリットは、なんといっても、最高の立地にマイホームを持てること。家は年々価値が下がりますが、土地の価値は下がりません。土地に予算を振り分ければ、勤務時間が短くなって家族の時間が増えます。子どもの学区も選択肢が広がります。以下のコラムでは、オープンハウスで建てようと思っている方に向けて、「オープンハウスで最高の家を建てる方法」をご紹介しています。
このコラムを読んでおくと、間取りの後悔を減らし、限られた予算を適切に振り分け、施工不良を防ぐことができます。ぜひご一読ください。