「狭小住宅で恥ずかしい」人に伝えたい19平米の贅沢な暮らし

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狭小住宅は、恥ずかしい? みじめ?

狭小住宅でgoogleでサーチをすると、「狭小住宅 恥ずかしい」「狭小住宅 みじめ」というサジェストが出てきます。

どうやら、「狭小住宅が恥ずかしい」と思う人は少なくないようです。

中には、家を売って住み替える人もいるでしょう。

けれども、せっかく手に入れたマイホーム。「なんとか狭さを受け入れて、家を好きになりたい」と思う方も多いのではないでしょうか?

今回は、建築家が建てた19平米の家を参考に、「狭い自宅を好きになる」方法をお伝えします。

狭くても豊かな暮らしを知る

暮らしの豊かさ、人生の豊かさは、家の広さで決まるわけではありません。ぜひ、以下のコラムを読んでみてください。

建築家の19平米の自邸で、世界から見学者が訪れるほど有名なお宅です。

19平米というと、ワンルームや1Kのマンションくらいですね

コラムの要約

建築家が新しく建てた自邸は、なんと19平米未満の平屋。もともとは2階建てを想定していましたが、「江戸時代の人たちは、もっと狭いスペースで暮らしていた」という妻の言葉を聞き、思い切って平屋を建てることに。

さらに、「古代ローマで大切にされていた〈学問、入浴、演劇、音楽、美食〉をこの家にも取り入れよう」と、露天風呂も計画。

それまで住んでいたお宅もいわゆる「狭小住宅」。新居はその半分ほどになるため、計画時には不安でしかたがなかったそうです。しかし、住んでみるとその心配は杞憂で終わりました。

極限にコンパクトな家に住みながら、「もたない暮らし」ではなく「豊かな暮らし」を楽しんでいます。

前の家ではモノをなるべくもたない生活を楽しんでいたんですが、ここではほしいものはなんでもあってそれを楽しむ生活をしている感じがします

保坂めぐみさんの言葉

唯一無二の家なので、ぜひ記事に飛んで、写真入りで読んでください。

狭くても贅沢

このコラムを読んで、「恥ずかしい」と思いましたか? むしろ、以下のような感想を持たれた人も多いのではないでしょうか?

コンパクトな家での豊かな暮らし
  • 世間の「常識」や「思い込み」にとらわれない姿が高潔
  • これこそ贅沢な暮らしである
  • こんな暮らしにあこがれる
  • 「恥ずかしい」と思ったことが恥ずかしい

19平米で実現できるんです。あなたの家でも実現できます。

狭い家には、「豊かさ」と「暮らしの本質」があります。

インテリアやリフォームで満足感を高めよう

コラムを読んだら、きっと、自宅に手を加えたいと思うでしょう。

そんなときに活用できるアイディアをご紹介します。

おすすめのプチリフォーム・インテリア
  • 壁紙から塗壁にする
  • 無垢フローリングにする
  • 家具を上質なものに変える
  • 照明にこだわる
  • 外部空間を取り込む
  • 思い入れのある小物を飾る

ご紹介するのは、広く見せる方法ではありません。

より大事にしたいのは、空間を上質なものにしていく意識です!

壁紙から塗壁に変える

壁は面積が広いので、部屋の雰囲気をぐっと変えてくれます。

普通の壁紙から塗壁に変えると、光が当たった時の印影が美しく、上質な空間に変化します。

既製品には出せない、個性と味わいがあります

おすすめのぬりかべの種類
  • 漆喰
  • 珪藻土
  • ポーターズペイント
  • 柿渋ぬりかべ

個人的なおすすめは、壁紙の上から濡れる柿渋ウォールです。子供たちと一緒に塗れば、家への愛着も高まります。


壁紙は既製品だけど、塗壁は世界でたったひとつ!

無垢フローリングに変える

床も、家の中では面積の多い場所。もし、今の家がシートフローリングだったら、そこを無垢や挽板にするだけで大きく変わります。

大事なのは、「本物の木目」と「本物の質感」です。

予算はかかりますが、投資の価値がある部分です。

家具を上質なものに変える

もしゆとりがあれば、家具も素材にこだわった上質なものに変えましょう。最初にお金をかけるべきは、ダイニングテーブルです。

おすすめの素材
  • 一枚板
  • 無垢
  • モールテックス
  • セラミック
  • コンクリート

可能であれば、ぜひ選ぶ過程も楽しんでください。

ソファや、ダイニングチェアなども、こだわって選び、あなただけの家を作っていきましょう。

時間をかけて、お気に入りのものをそろえていくのが、家づくりの醍醐味です

照明にこだわる

照明で大切なのは、「色温度」と「レイヤリング」です。

照明選びのポイント
  • 電球色か温白色を選ぶ
  • 光の色を混ぜない
  • ひとつの空間に3つ以上の光を取り入れる

以下の記事で詳しく解説しています。

外部空間を取り込む

家の中に「外」を感じる要素を盛り込むことで、広がりを感じることができます。

外部を取り込む工夫
  • 植物を取り入れる
  • 可能なら土間を取り入れる
  • ベランダを部屋の一部にする

もしベランダがあるのであれば、ラッキーです。植物や照明を置くことで、屋内からの景色がぐっとよくなります。

また、視線が自然と外に向くので、家の空間が広がったように感じられます。

狭くても、照明と植物だけなら置けます!

屋内に植物をかざるのも効果的です。ある程度ボリュームがあるものを選びましょう。

置く余裕がない場合は、上からつるすハンギングプランツもおすすめです。ボリュームのあるシダ類なら、大きな観葉植物に負けない存在感が出せますよ。

ストーリーのある小物を飾る

インテリアでは、おしゃれさも大切ですが、「自分らしい」「個性がある」ことも大切です。

これは、奇抜なものを選べということではありません。

単に「これが好き」という理由だけでなく、背景にストーリーやこだわりがあると、一気に感情的な価値が増します。

ストーリーのある小物の例
  • 家族みんなで塗った思い出の塗壁
  • 友人が描いた絵、何か所も画廊を回って選んだ絵
  • 旅行先でひとつずつ集めたクリスマスツリーの飾り
  • おじいちゃんから受け継いだ観葉植物

アメリカの友人は、実家にあった木の枝を、アートにして飾っていました

まとめ:狭小住宅は、みじめでも恥ずかしくもない!

狭小住宅は、恥ずかしくも、みじめでもありませんが、そのように思う人は多いです。

今回は、「狭小住宅を好きになりたい」と思う人のために、効果的な方法をお伝えしました。

しかし、暮らしの価値観は人それぞれです。中には、この記事を読んだことで「自分にはコンパクトな暮らしは向いていない」「とにかく今の家が嫌」と確信した方もいるかもしれません。

そのような方は、思い切って住み替えを検討してみましょう。一歩を踏み出したいと思っている方は、以下の記事を読んでみてください。

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