家事楽の定番、ファミクロがほしい!
そう思って調べてみても、世に出ているのは平屋と2階建ての情報ばかり……。
というわけで、当ブログで3階建てのファミクロについて考えてみたいと思います!
ファミリークローゼットまたはファミリークロークの略で、家族全員分の衣類をしまえるクローゼットのことです
ファミクロのメリット・デメリット
ファミリークローゼットのメリット
- 洗濯物をしまうのが楽になる
- 家族の睡眠の邪魔をしなくてすむ
わたしが考えるファミリークローゼットのメリット、それは何と言っても、「家事楽」です!
わたしは自他ともに認めるズボラで、家事は好きではありません。中でも掃除と片付けが苦手です。
たとえば、料理を作るのはいいけど、みんなが食べたものを流しに運ぶのは嫌いですし、食器洗いもためがちです。洗濯について言えば、洗うのとたたむのは割と平気なんですが、畳んだものをしまうのは苦手です。
けれど、座って手が届く範囲に収納があれば、わたしでも、難なく洗濯物をしまうことができます!
もうひとつのメリットは、廊下から直接アクセスできるので、寝ている家族に気を使わなくていいことです。
- 家族の睡眠のリズムが違う
- 子供が寝てから洗濯物をしまっている
子供が寝ている部屋に洗濯物をしまう場合、夜に電気をつけられないので不便に感じます。また、夫婦のどちらかが早起きの場合や、帰宅が遅い場合、部屋が暗いまま洋服を選ぶのは大変です。
廊下からアクセスできるファミリークローゼットがあれば、寝ている家族に気を使わなくて済むので、ストレスがぐっと減ります。
ファミリークローゼットのデメリット
- 思春期の子供が嫌がる
- スペースが必要
ファミクロのデメリットは、思春期の子供が嫌がる可能性があることと、スペースを取ってしまうことです。
部屋に作る通常のクローゼットであれば、収納ドアを閉めれば生活空間になります。ですが、ファミリークローゼットやウォークインクローゼットは、クローゼット内に歩くスペースが必要になるので、スペースの割りに収納力は高くありません。
また、3階建てだと、家族の寝室が1Fと3Fに分かれることが多く、すべてのベッドルームから近いファミリークローゼットを作るのは至難の業です。また、仮に全員の寝室を3Fに取ることができたとしても、ファミリークローゼットのスペースが残っていない可能性が高いです。
何階に作る?
それでは、3階建てでファミリークローゼットを作る場合、何階に作ればいいでしょうか?
結論から言うと、当ブログでは、以下のようなスタイルがもっとも家事効率がよいと考えます。
- 1Fにお風呂
- 1Fに洗濯機
- 1Fにファミクロ
- 3F個室には小さめのクローゼット
それでは、1階、2階、3階にファミクロを置いたときと、それぞれの生活導線をイメージしてみましょう。
1Fに作る場合
デメリットは、3F(子供部屋になる可能性が高い)からのアクセスがとても悪いこと。朝起きて、着替えるために階段を2階分下りなくてはいけません。
仮に、子供といっしょに3階に寝ていたとします。子供が小さいときや、具合が悪いときは、夜中におもらしをしてしまったり、嘔吐してしまうことがあるでしょう。そのときには……夜な夜な1Fのファミクロと3Fの寝室を往復することになります。
一時的なことなので、幼少期や具合が悪いときには、一部の洋服を3階にも置いておくと安心です。
2Fに作る場合
2Fは、1Fからも3Fからもアクセスがいいので、ここにファミクロを作ると便利になりそうです。洗濯機も2Fにおいておけば、家事を担当する人にとっては、最も家事楽な間取りになるでしょう。
そうは言っても、リビングを広々と取りたい場合には、2Fにファミクロを配置するのは難しいですね。
また、ファミクロが2階にあっても、お風呂や洗面が1Fにある場合には、「3Fで起きて1階で顔を洗って、2階で着替える」「2階で服を取ってから1階のお風呂へ行く」など、生活する人にとっては、楽な動線とは言えません。
3Fに作る場合
3Fにファミクロを作ると、子供部屋からの距離が近くなります。3Fで子供と一緒に寝起きしている場合、「3階で起きて、着替えてリビングに下りる」という動線も悪くないです。
ただ、1Fに主寝室がある場合には、「1Fで起きて、3階で着替える」のは、かなり大変だと思います。また、洗濯機も3階にあれば楽ですが、お風呂の位置との兼ね合いで、3階に洗濯機を設置することは稀です。
- 洗濯機は2階
- お風呂もできれば2階
- 1階の個室には小さくてもクローゼットをつけておく
1階にお風呂の場合は、2階に洗濯機を置き、各自で脱いだ服を2Fに持ってきてもらうと良いかもしれません。そうすれば、洗濯物が乾いてから、1階分の移動で洗濯物をしまえます。
ファミクロを作らないとどうなる?
ファミリークローゼットは、あったら便利ですが、なくてもやっていけるものです。
ファミリークローゼットを作らない場合、従来どおり、各個室にクローゼットを作ります。建売などを見ていても、「従来型クローゼット」が採用されていることがほとんどです。
- 省スペース
- 子供の管理能力が身につく
- 1人で洗濯物をしまうと大変
- 家族の睡眠に気をつかう
たたんだ洗濯物を、各部屋のクローゼットまで運ぶ手間が発生します。1人でやるのは大変なので、「いい運動になっている!」とポジティブにとらえるか、家事を分担するようにしていくといいですね。
また、もし子供が小さいのであれば、空き部屋があるかもしれません。そのお部屋を、当面の間ファミリークローゼットとして活用する方法もあります。日当たりのよい3Fで川の字で寝て、1階の居室や、3階のもう1部屋をファミリークローゼットのように使えたら、便利だと思います。
まとめ ファミリークローゼットを作るなら1階がおすすめ
3階建てでファミリークローゼットを採用している人は、あまりいません。それは、上記のように、どこに設置してもある程度の不便さが出てきてしまうからかもしれません。
それでも、我が家は一カ所にしまうメリットが大きいと感じていますので、ファミクロを採用する予定です。
ファミクロに座り込んで畳む予定なので、床はカーペットにしようかな
ちなみに、子どもたちに、「自分の部屋に自分でしまう」か「家族全員のクローゼットを作って、お母さんがしまう」か選ばせたら、後者を選びました。
思春期になって、自分の部屋にしまいたくなったときのために、子供部屋には小さめのクローゼットも設置する予定です。
ファミクロのメリットとデメリットを比較して、納得する家づくりができますように!
3階建ての間取りの可能性は無限大!
3階建ての間取りには、ファミクロを採用するかどうかだけでなく、様々な選択肢があります。そして、それによって暮らし方が大きく変わります。
- リビングを何階にするか
- お風呂を何階にするか
- ビルトインガレージを採用するかどうか
- トイレの位置・数
- 子供部屋を何階にするか
たくさんの間取りを見てイメージを膨らませていくと、自分がどんな暮らしをしたいか、なんとなくわかってきます!
そうは言っても、3階建ての間取りは、平屋や2階建てと比べて、情報が少ないです。たくさんの間取りを比較検討して、自分にぴったりの間取りを考えたい方には、一括間取り請求サービスが役に立ちます。リビングを広々取るプランや、2階に水回りを集中させた家事楽プラン、住宅密集地でも明るく景観を楽しめる3階リビングプランなど、たくさんの選択肢があることに気がつきます。
このブログでも、3階建ての暮らしをイメージするために、さまざまな視点を提供しています。