知ってる?三階建てに有利な土地の条件【土地選びのポイント5選】

3階建てに有利な土地の条件
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「3階建てが建てられない土地がある」ときくと、心配になりますよね。

せっかく探した土地が、3階建てが建てられない土地だったら、労力が無駄になってしまう…

それだったらまだ良いほうです!「3階建てが建つ」と言われて土地を買ったのに、3階部分がすごく狭くなってしまったり、天井高が低すぎる家になってしまう可能性もあるんです!

この記事では、今回は、3階建てが建ちやすい土地の条件について、初心者の方にもわかりやすく解説します。

この記事を読んでおくだけで、土地を買った後で、「あれ?思っていたような家が建たないな……」という後悔を防ぐことができます!

目次

はじめに:なぜ3階建ての土地選びでは注意が必要なのか

3階建てに向いていない土地を選んでしまうと、以下のようなことになってしまうかもしれません。

条件を知らないまま土地選びをすると……
  • 天井が高い家に憧れていたのに、天井高が220センチになってしまった…
  • 角地は広く建てられるときいていたのに、全然広く建てられない
  • 3階部分の壁が斜めになってしまった
  • 3階部分がとても狭くなってしまった
  • 希望していたルーフバルコニーが作れなかった
  • 希望していたハウスメーカーに断られてしまった

土地を買ってから気付いても、あとの祭り……

このような失敗は、土地選びをしっかりすることで防ぐことができます

3種高度の土地を選ぶ

土地には、高度地区と言って、建物の高さに制限がかかる場合があります。

3階建てで天井高を実現したい場合、3種高度の地域を選びましょう。

これにより、北側斜線規制の制限がほぼかからなくなるので、3階建てが建てやすくなります。また、天井や壁がななめになってしまう可能性も減ります。

2種高度の場合は、北向きの土地を選ぶ

2種高度地域の土地を選ぶ場合、おすすめは真北向きの土地です。

土地の斜線規制は、大きく2種類。北側隣地からかかる「北側斜線規制」と道路からかかる「道路斜線規制」です。

北向きの土地を選ぶと、北側斜線規制と道路斜線規制が同じ方向からかかります。

そのため、結果として制限が少なくなり、天井高を実現しやすくなります

土地は、必ずしも、真北や真南の向きに建っているわけではありません。そして、北側斜線規制は、少しでも北にかかるとすべて適用されます。つまり、北はもちろん、北東や北西、東北東、西北西など、あらゆる「北方向」から斜線規制がかかります。

ぴったり真北向きの土地があれば、斜線規制の影響を最小にできます

2種高度の土地であれば、南側の家にはかならず斜線規制がかかっています。そのため、北向きの家でも明るさは確保できます。
※3種高度の場合は、南側の家ももりもり3階建てですので、日当たりという意味では北向きの土地は不利です。

また、北向きは価格が安いことも多いので、特に2種高度の狭小地においては、北向きの土地はメリットが大きいです

角地は避ける

一般的には人気の東南角地などは、天井高にこだわる方には、おすすめできません。

2方向から道路斜線規制がかかるうえに、北側斜線規制もかかるからです。

さきほど述べたように、土地は、必ずしも、真北や真南の向きに建っているわけではありません。そして、北側斜線規制は、少しでも北にかかるとすべて適用されます。

南側の角地の場合、4方向から斜線規制がかかっている可能性もあります。

そうなると、建てられる建物の高さには、大幅に制限かかかってしまいます

※角地は、建蔽率の緩和措置があるので、「広く建てたい」人にはおすすめです。角地を選んだ場合は、半地下を作るなどの対応を取ると、天井が低くなることを防げます。

前面道路が広い土地を選ぶ

2種高度地区でも3種高度地区でも、天井高にこだわるなら前面道路は広いほうが有利

土地には、前面道路から斜線規制がかかります。この斜線規制は、道路の反対側からかかってくるので、道路が狭ければ狭いほど、斜線規制の影響が大きくなります。

画像は、上記のブログから引用させていただいております。とてもわかりやすい解説が載っているので、詳しく知りたい方はリンクからご覧ください

たとえば、前面道路が4mの場合、敷地の道路側の高さは、5mになります。

5mだと2階建ての高さなので、3階建てを建てるためには、建物を後退させる必要があります

※ちなみに、建物を後退させると、緩和措置も受けられるので、後退した以上のメリットが受けられます。

もし前面道路が6mあれば、敷地ギリギリでも、7.5メートルの高さまでOKなので、だいぶゆとりがでてきますね。

天井高を実現したい場合には、前面道路が広いほうがよいです。

南北に長いか、正方形に近い土地を選ぶ

こちらも、斜線規制が関わってきます。

北側斜線規制の影響を減らすためには、南北に長い土地がおすすめです

東西に長い土地だと、北側斜線規制の影響を受ける辺が長いからです。

下の図を見てください。白い部分が、斜線規制を受けずに家を建てられる範囲です。

※グレーの部分に斜線規制がかかるイメージです。南北に長いと、斜線規制がかかる面積が狭くなります。

敷地面積は同じでも、南北に長いほうが家が建てやすいにゃ!

そうは言っても、方位が少しでもずれていると、2方向から北側斜線規制がかかってしまいます。

そんなときでも安心なのが、正方形に近い土地です。2方向から斜線規制がかかっても、天井高を維持しやすいです。

白い部分が、家を建てやすい部分です

三階建てに有利な土地の条件 まとめ

3階建てでも天井高を実現しやすい土地について、5つのポイントをご紹介しました。

  • 三種高度
  • 北向き(2種高度の場合)
  • 角地は避ける
  • 前面道路が広い
  • 南北に長いか、正方形に近い

候補地がでてきたら、チェックしてみてください。

また、「もう土地は決まっているけど、少しでも天井を高くしたい!」という方は、以下の記事をご覧ください。土地規制に関わらず、家づくりの工夫で天井を高くする方法をご紹介しています。

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