希望をつめこんだ間取りができました! よくできていると思うんだけど、まだ改善の余地があるかも……? 自分じゃわかりません……。
間取りを考えていると、自分の希望を詰め込んだはいいけれど、「本当にこれでいいのかな?」と不安になることがありますよね。
- リビングを広くしたいって言ったら、子供部屋が狭くなったけど、大丈夫かな?
- もしかして、うちの設計士さん、客の言いなりの「御用きき」タイプ?
- 客観的に見て、この間取りはどうなんだろう?
- なにか見落としてそうだな
- まだ改善の余地がありそうな気がする……
今回は、そんなときに活用できる「間取りのセカンドオピニオン」をもらえるサービスを3つ紹介します。プロが対応してくれるのに、無料のものもありますので、ぜひ活用してください。
【1万5000円~】ココナラの間取りセカンドオピニオン
ココナラというサイトでは、家づくりのプロが間取りのセカンドオピニオンのサービスを提供しています。
個人で請け負っているので、価格が良心的です。目安の価格は、1万5000円~5万円程度。既存の間取りの問題点を指摘し、新たな提案をしてくれる方もいますし、イチから間取りを作ってくれる方もいます。
ココナラで「間取り」と入力すると、2500件以上もヒットします。口コミなども見ることができますので、安心して依頼できると思います。「間取り作成」「間取り相談」「間取りセカンドオピニオン」など、サービスは多岐にわたります。
「有料でもいいから、しっかり見てもらいたい!」「作り直しではなくて、今の間取りをチェックしてもらいたい!」という方におすすめです。建築条件付きの土地の場合や、すでにハウスメーカーと契約をしている方でも、安心して利用できますよ。
>>ココナラで間取り診断【1万5000円~5万円】madreeの間取り作成サービス
madreeでは、建築家があなたのために間取りを描いてくれます。
料金は、お試し1万5000円で、本格的な依頼は5万円から。約10日ほどで、間取りを受け取れます。
こちらは、すでに住宅会社が決まっている方は利用できないので、契約前の方限定です。すでに契約をしている方は、ココナラか、タウンライフか、設計事務所のサービスを活用しましょう。
>>madree公式サイト
【無料】SuMiKaのなんでも相談
SuMiKaには、「家づくり相談」というオンラインで相談できる掲示板のようなサービスがあります。新築やリフォーム、増築など、さまざまな相談に乗ってもらえます。
質問をすると、プロの設計士から無料で回答がもらえます。「間取りのセカンドオピニオンお願いします」という質問には、プロからの回答が3件~7件ほど集まることが多いようです。
図面をアップロードすると、忌憚のない意見が集まります。セカンドオピニオンを依頼しても、もともとの間取りのレベルが低く「素人レベルなので、別の場所で間取りを描いてもらっては」という結論になっている場合も見受けられます。
サービス名・URL | SuMiKa(https://sumika.me/seek_advices) |
料金 | 無料 |
既存の間取り | 必要 |
対応範囲 | 新築・改築・増築・建て替えなど |
注意点 | 元の図面がダメすぎると、部分的な手直しでは足りず、図面の描きなおしになる |
設計事務所で間取りのみ依頼する
このほかにも、設計事務所などで間取りのみ作成してくれることもあります。最低でも5万円ほど見積もっておきましょう。
【無料】タウンライフ家づくり
<PR>タウンライフ
一括資料請求サイトとして有名なタウンライフですが、実は無料で間取りも依頼することもできます。
無料だからといって、あなどれません。間取りを描くのはハウスメーカーのプロです。
「本命のハウスメーカーが決まっているのに、いいのかな?」と思うかもしれませんが、心配いりません。「土地が決まっていて、間取りが決まっていない」というのは、ハウスメーカーにとっては一番の見込み顧客。契約破棄をして別のハウスメーカーにした、という話もいくらでもあります。
さすがに建て始めてからは自粛したいですが、それまでであれば契約前・契約後に関わらず、使ってよいと思いますよ。ただし、今の間取りをチェックしてもらうことはできません。新しい間取りをもらって、比較する形になります。
>>タウンライフ公式HPで詳細を確認する徹底的に調べましたが、無料でお願いできるのは、タウンライフだけしか見つかりませんでした!
間取りのセカンドオピニオンをもらうタイミング&伝え方は?
間取りのセカンドオピニオンをもらうタイミングは、いつがよいのでしょうか? それは、ケースによって異なります。
大手ハウスメーカーで建てる場合
本命が大手ハウスメーカーの場合、きちんとした設計士さんがいる可能性が高いです。そして、本命のところが一番親身になって間取りを描いてくれます。これは間違いありません。ですから、ハウスメーカーの設計士さんの意見を軸にしていくのがベストです。
ご自身の希望を反映した間取りから、「さらなる改善ができないか」「見落としがないか」を確認する方法がベターです。この場合には、手元の間取りから意見をもらえる「ココナラ」や「SuMiKa」の相談がベストです。
たくさんの間取りのアイデアが欲しい場合は、最初にタウンライフなどで間取りを集めます。
一番あなたの親身になって間取りを作ってくれるのは、本命ハウスメーカーです。他社の間取りは見せず、まずは一度間取りを描いてもらいましょう。
※見せてしまうと、「こんな間取りが希望なのね」と引きずられてしまう可能性があります。
本命ハウスメーカーの間取りと、タウンライフなどで取り寄せた間取りを比較します。もし、本命ハウスメーカーよりも良いと思う点があれば、反映できないか担当者にきいてみましょう。「そういえば、御社に会う前に他社で間取りをもらっているんだけど……こっちの間取りは南側にリビングがあるのがいいなと思っているんですが、○○さんの目から見て、これはどう思いますか?」など、設計士さんを信頼し、意見を聞いてみましょう。
出てきた間取りで「なんとなく不安」「もやもやする」という場合には、ココナラやSuMiKaなどで、他のプロの意見も聞いてみましょう。思わぬ抜けを防げる可能性があります。依頼するのに気まずければ、「親が絶対に取っておけというので……」などと言えば角が立ちません。
間取り作成が苦手そうな建築会社で建てる場合
依頼しようと思っている工務店に、専門の設計士さんがいない場合には、できるだけ早いタイミングでセカンドオピニオンをもらいましょう。この場合は、セカンドというよりも、ファーストオピニオン。もらった間取りをたたき台にします。
また、「出てきた間取りが全然好きになれない!」という場合も、一から描きなおしてもらったほうがいいです。
この時点なら、工務店との契約はしていないと思います。間取りにこだわりたい場合は、「madree」などで設計事務所の間取りを見てもよいですね。安く抑えたいならタウンライフが良いと思います。プロの間取りをいくつかもらって、その中から一番好きな間取りをスタート地点とするのがおすすめです。
こだわりたい方は「madree」、安く抑えたい方は「タウンライフ」を活用しましょう。工務店の間取りが出てくる前に間取りを依頼しておけば、角が立ちません。
もらった間取りの中から一番ピンとくるものをベースにして、間取り作成を進めましょう。もしも「打ち合わせがうまくいかない」「たたき台の間取りがあるのに、いつまでたってもいい間取りにならない!」ということがあれば、違う建築会社をあたってみてもよいです。
本命会社から出てきた間取りが好きになれない場合
大手ハウスメーカーで建てる場合も、工務店で建てる場合も、出てきた間取りにまったくピンとこないのであれば、セカンドオピニオンというよりも、イチから間取りを描いてもらったほうがよいです。
できるだけ早く、間取りを依頼しましょう。「タウンライフ」や「madree」、「ココナラ」がおすすめです。
間取りのセカンドオピニオンで、安心して契約しよう!
今回は、間取りのセカンドオピニオンとして活用できるサービスをご紹介しました。
地元工務店だと、設計のプロではなく、間取り提案が苦手なこともあるようです。また、そうでなくても、一部の設計士さんは「施主の御用聞き」になってしまい、プロとしてのアドバイスをしてくれないこともあるんだとか。
「回遊導線をご希望だったので、洗面所が南になりました」とか「土地的には景観のよい北向きリビングがいいと思っていました。でも、南リビングをご希望でしたよね」など後になって言われたら、大きな後悔につながります。「最初に知っていれば、変更したのに……」という失敗は防ぎたいですよね。
内装などは、家を建ててからでも変更ができます。しかし、間取りを変えるのは、建ててからでは難しいです。
数百万円の費用が掛かったり、場合によっては、構造的に不可能ということもあります。
ここで紹介したサービスは、無料のものもありますし、高くても5万円程度です。少しでも不安があったら、確認しておくと安心できますよ。