【マンションの致命的な欠点】マンションか狭小住宅で悩んだ結論【子育て世代】

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東京でマイホームを持とうと思うと、まず最初に悩むのが「マンションか戸建てか」という問題。

しかし、予算は限られているので、「マンションか狭小住宅か」「マンションか3階建てか」という選択を迫られるという方も、多いのではないでしょうか。

結論から言うと、我が家は3階建てを選びました。というよりも、マンションはある欠点があって、選べませんでした。

我が家が戸建てに決めるまでの経緯をご紹介します。

この記事がおすすめの人
  • 東京23区でマイホームを検討中の方
  • マンションか戸建てで悩んでいる方
  • 子育て世代の方
  • 希望のマンションが見つからなくて困っている方
目次

戸建てとマンションの比較

一般的に言われている〈戸建て・マンションのメリット・デメリット〉は、こんな感じ。

戸建てのメリット・デメリット
  • 下の階から苦情が来ない
  • 家族間のプライバシーを尊重しやすい
  • マンションと比べて広い
  • 駅から遠くなりがち
  • ゴミ出しや町内会などが面倒
  • 3階建ては、階段の上り下りが大変
マンションのメリット・デメリット
  • ゴミ出しや町内会などが楽
  • 家族の距離が近い暮らし
  • 階段の上り下りがない
  • 駅近物件が多く、夜道も安心
  • 下の階から苦情が来る
  • 狭い
  • 駐車場代が別途かかる
  • 共益費が年々上がる

マンション・戸建てのメリット・デメリットはちょうど反対ですね

マンションVS戸建て 子育てのしやすさ比較

マンションの子育て

マンションの子育て、ここがいい!
  • 赤ちゃんの寝かしつけが楽
  • 赤ちゃんが寝たあと、窒息などの心配が少ない
  • 幼児の階段での転落の危険が減る
  • 明るく安全な立地が多い

マンションであれば、たとえば、赤ちゃんを寝室で寝かしつけても、ちゃんとリビングまで声が聞こえるし、子供たちがどの部屋で遊んでいても、様子がわかります。

ベビーカーでも、だっこ紐でも、エレベーターがあれば、何の問題もありません。

マンションは大通りに面していることが多く、夜でも危険が少ないです。

欠点は、子供の足音に気を使わなければいけないことです。

戸建ての子育てイメージ

マンションの子育て、ここがいい!
  • 子供が大きな音を出しても大丈夫
  • 家で走れる
  • 子どものプライバシーが守りやすい
  • ベビーカー・ストライダーの置き場に困りにくい

戸建てはマンションよりも広いことが多いので、特に思春期以降、子供たちのプライバシーが尊重されやすいです。また、玄関が広いことも多く、ベビーカーやストライダーなどの置き場所にも困りにくいです。

家の中で思い切り遊ばせることができるのは、戸建ての大きなメリット

一方、赤ちゃんや幼児にとって、階段には危険がつきもの。安全対策が必要になるかもしれません。

戸建てを建てる場合は、大通りから少し中に入ったエリアになることが多いです。日本は治安がよいですが、小さいお子さんは夜道を怖がることもあるかもしれません。

マンションの致命的な欠点

ここまで見てきたように、マンションも戸建ても一長一短です。ですから、基本的には、「ほしい暮らし」で選べばよいでしょう。

しかし、マンションには「見逃せない重大な問題」があります。それは、「80平米以上のマンションが少ない」ことと、「4LDKのマンション、ほぼない」ということ。

東京都23区で新しく売りに出されたマンションの戸数を見てみましょう。

新規発売戸数2023年5月2023年4月2023年3月2023年2月2023年1月
3LDK496295753447154
4LDK51515607
参考:株式会社不動産研究所

2023年1月~5月に発売された新築マンションのうち、3LDKは3145戸。一方、4LDKは102戸。

4LDKは、3LDKの約3%しか売られていません。

少ないとは思っていたけど、まさかここまで少ないとは……

希望のエリアや予算で絞り込んでいくと、ほとんど選択肢は残りません。

都会のマンションは、ファミリー向けでも70平米前後のことが多いです。100平米台の新築マンションは、あまり市場に出てきません。

湾岸エリアの高層マンションの最上階とか……

中古市場のほうにも、100平米台のマンションはほぼありません。仮に市場に出てきても、築20年など古いものが多かったです。

築年数の古いマンションのデメリット
  • 耐震面での不安
  • 共益費が高くなりがち
  • 古くても値段は高い
  • 駐車場代が別途かかる
  • いつか手放すときに売れるか不安

4LDKが少ない理由

シンプルに言って、ニーズが少ないからです。

東京都の世帯平均人数は、2020年から2人を下回っています。

ファミリーだとしても、3人家族と4人家族が中心。少子化・核家族化が続く限り、今後も変わらないと思われます。

子どものクラスメイトでも、3人兄弟の家庭は少ないです

戸建てかマンションかの決め手は、物件数だった

ここまで見てきた通り、23区で4LDKを購入するのは、とてもハードルが高いです。

4LDKマンションを買うハードル
  • 供給数の問題
  • 予算の問題
  • エリアの問題
  • 耐震性の問題(中古)

ですから、4LDKを購入したいと思っている方や、80平米以上を希望している方は、長期戦を覚悟でマンションを探すか、戸建ても視野に入れるのが賢明です。

こうして土地探しが始まった

我が家は4LDK100平米を希望していたので、土地を中心に見ていくことになりました。

しかし、戸建て用の土地探しも、生易しいものではありませんでした。

次回は、土地探しに1年半かかった理由について考察します。

「3階建ても検討してみたい」という方は、先人たちの後悔を聞いておくと、自分たちにとって許容できるかどうか判断できます。

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