
「新築なのに、なんかダサい家」ってありますよね。おしゃれな家にしたいのですが、センスに自信もないし… 素人でも簡単におしゃれになるコツ、教えてください!
「念願のマイホームを建てたのに、なんかダサい…」そんな後悔をする人が実はたくさんいます。
本記事では、アトリエ系設計事務所で内装にこだわった筆者が、失敗しないためのコツをわかりやすく解説します。

建築家さんから教えてもらった「プロのコツ」もたくさんあります!
それでは行ってみましょう!
ダサい家の内装に共通する特徴6選
- シートフローリング
- 真似っこ素材(木目調)
- 引き違い窓の多用
- 極太巾木&廻り縁
- 建具の色や高さがバラバラ
- シーリングライト

このポイントを避けるようにしていけば、誰でも簡単におしゃれな家にすることができます
プロが教える!ダサい内装を回避するコツ
のっぺりしたシートフローリングは避ける
いわゆる「木っぽいフローリング」には大きく分けて4種類ほどあります。
- 無垢床(本物の木)
- 挽板(表面3mmが本物の木)
- 突板(表面0.2mmが本物の木)
- シート(プリント素材)
※厳密には、表面は0.1mmだったり、2mmだったり様々です。あくまでイメージ。

上の写真は、シートフローリングを使っています。
全体的に柄が単調で、のっぺりとして見えませんか?

でも、このシートは本物そっくりに見えるよ!
本物そっくりに見えても、見る人が見ればわかってしまうものです。また、面積が広くなると見え方も変わります。

無垢材や挽板のほうが高級品ですが、コスパよく仕上げるなら「突板」でも十分
内装がダサい家の特徴2.木目調などの真似っこ素材
真似っこ素材は、見た目が似ていても本物の素材感はありません。
- 木目調の壁紙
- ブロック風の壁紙
- 木目調のドア

キッチン下がり天井の木目調壁紙にも注意です
このなかで、本物の木の天井はどれでしょうか?

最初は難しいかもしれませんが、見慣れてくると写真でもわかるようになります。
答えはこちらをクリック
正解はBです。Bはレッドシダーという木。AとCは木目調の壁紙です。
壁紙には、以下のような特徴があります。
- 柄が単調
- 不自然なツヤがある
- 質感がのっぺりとしている
- 素材の凸凹が感じられない
- 横まで同じ柄
本物の木の床を採用したなら、いっそう注意です。本物との対比で偽物感が際立ちます。
天井や壁用の「突板」や「無垢材」を張るのがいいです。住友林業のおうちではよく天井に木を採用していますが、ほとんどが「突板」や「無垢」です。

わたしのおすすめは、朝日ウッドテックの「THE WALL」です。見ているだけでほれぼれしてしまいます。
施工事例などは公式HPに載っているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
>>朝日ウッドテック「THE WALL」
引き違い窓を多用しない

引き違い窓ってなんですか?

引き違い窓(ひきちがいまど)とは、左右にスライドして開け閉めする窓のことです


赤で囲ったものが引き違い窓です。縦に長く、外に出られるものは「吐き出し窓」といいます
引き違い窓は便利ですが、昔からよく使われているので、ちょっと古く感じてしまいますし、価格も安いので建売住宅でも使われています。

引き違い窓ゼロを目指してもよいですが、引き違い窓には「開けやすい」「安い」「大きな窓を作りやすい」などのメリットもあります。
図面や画像などで確認しながら、FIX窓や、滑り出し窓などをうまく取り入れながら調整しましょう。
内観については、カーテンを変えるとぐっとおしゃれに見える可能性があります。普通の横開きのカーテンではなく、縦に開け閉めするブラインドなどを検討してみてください。

次のページでは、「極太巾木」「シーリングライト」「建具」について解説します。

