【都内3階建て】おすすめできない失敗間取り5選

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都会によくある狭小3階建て。でも、設計や間取りを間違えてしまうと、狭さが強調されて、毎日がストレスに……

せっかくの注文住宅。そんな失敗間取りは避けたいですよね。

インスタグラムで人気のあの間取り、3階建てとは相性が悪いかも

本記事では、狭小3階建てで絶対に避けたい「やってはいけない間取り」を事例つきでわかりやすく解説します。

目次

【都内3階建て】おすすめできない失敗間取り4選

結論から言うと、狭小3階建てでおすすめできない間取りは、以下の5つです。

  • ただいま手洗い
  • ランドリールーム
  • ベランダなし
  • 家族用玄関
  • 客間

ここからは、この間取りが失敗しやすい理由を詳しく解説します。

ただいま手洗い

コロナ禍以降、セカンド洗面台をつける方が増えています。けれども、3階建ての場合、スペースも限られているので、セカンド洗面台をつけるかどうか迷う方も多いと思います。

我が家はただいま手洗いはつけませんでしたが、後悔はありません

狭小3階建ての場合、1階に洗面所をつけておけば、とりあえず事足りるかなあと思います。3階建ては基本的に各階のスペースが狭いので、そこまで移動が手間でもありません。

これがおすすめ

1階にメイン洗面台
2階はキッチン
3階にトイレがあるなら追加でセカンド洗面台またはトイレ内洗面

2階にはキッチンがありますから、そちらで手を洗うこともできます

また、コロナの流行が落ち着いて、いわゆる「ただいま手洗い」は人気がなくなったように感じます。このような流行の間取りは、数年経つと急に古く感じられるようになるので、その点でも採用には注意が必要です。

コロナのころは、土間に小さな洗面ボウルを置いたり、玄関すぐのところにつける方も多かったですが、最近はおさまりのいいところにおしゃれな「セカンド洗面台」という方が多いです

ランドリールーム

ランドリールームとは、洗濯物を干すための部屋のことです。外干しが減ってきたことに合わせて、採用する方が増えています。

しかし、都内ではそこまでのスペースがとれないという人も多いのではないでしょうか。正直に言って、以下のような人にはランドリールームの優先度は低いです。

  • 洗濯物は乾燥機で乾かす
  • 浴室乾燥機を使う
  • 外干しがメイン

ガス乾燥機は省スペースですし、浴室乾燥機も追加のスペースは必要ありません。また、子供が小さいうちは、子供部屋をランドリースペースとして使用するのもおすすめです。来客が少ないなら、リビングの一角で干してしまうという手もあります。

都内狭小地では、ランドリールームはかなり贅沢な間取りです。

ほかのスペースと兼用するなどの工夫が必要です

ベランダ(バルコニー)をつくらない

最近は、ベランダやバルコニーを採用する方が減っているようです。

ただし、3階建ての間取りは特殊なので、安易に削減するのは後悔の元です

狭小3階建ての場合、ベランダには以下のようなメリットがあります。

ベランダのメリット
  • 2階リビングへの搬入口になる(冷蔵庫、ソファなどの搬入)
  • 通行人からの目隠しになる
  • 1mまでは建蔽率に加算されないのでスペースを増やせる
  • 室外機を置ける
  • アウトサイドリビングとして使える
  • 洗濯物を干せる

狭小3階建てには、メリットも多いです!

ベランダのメリットについて、少し詳しく説明します。

2Fリビングへの搬入口になる

都内の3階建ては、階段が狭いことが多いため、冷蔵庫などの搬入が大変です。

階段から搬入できない場合、クレーンで窓から搬入します

2Fベランダをなくしたい場合、2階にお風呂を設置している場合は注意が必要です。お風呂は、冷蔵庫よりもさらに大きいですので、リフォームのときの搬入に困ることがあります

通行人の視線を遮る&建蔽率に加算されない

2階リビングとはいえ、道路から中は見えてしまいます。下側からの視線を遮ることができるベランダのメリットは大きいです。

また、狭小3階建てではスペースの確保が非常に重要です。ベランダは、1mまでは建蔽率に入らないので、ベランダを作ることで、少しだけ広い家が建てられます。

室外機を置ける

これ、めちゃくちゃ大事です!!

狭小3階建ては敷地が狭いので、室外機置場に困ります

我が家も置き場所がなくてエアコン業者さんと散々もめました……

全館空調や全館床暖房なら別ですが、ふつうのエアコンの場合、3LDKなら4台エアコンをつけますよね。つまり、室外機も4台です。

塀が迫っている家の周りにはエアコンを設置することができず、家の前面に室外機を置いているおうちもたくさん見かけます。

せっかくこだわった家なのに、室外機で台無し

網フェンスに向かって室外機を置いてお隣さんとトラブルになりかけたケースも……(室外機を前面に移動して解決していました)

小さくてもベランダがあれば、室外機をベランダに置くことができます。隙間のない外周に置くよりもメンテナンスがしやすいですし、前面道路に置くよりも見栄えがいいです。

しかも、設置も簡単なので、室外機の設置にもお金がかかりません。(3階から1階まで配管を伸ばすと、はしご作業または足場を組む必要があり、費用が跳ね上がります)

このような事情から、狭小3階建てではたとえ洗濯物を干さなくても、バルコニーのメリットが大きいです。

ちなみにルーフトップバルコニーには注意

ルーフトップバルコニーは、屋上のことです。少し前には、「庭替わりになる」と人気でした。しかし、最近は、採用される方が減っているようです。

バルコニーのメンテナンスの大変さが浸透してきたためと言われています

また、ルーフトップバルコニーの使い勝手は、あまりよくありません

2Fリビングから、2階分階段をのぼることになりますので、食事を運ぶのも大変です。屋上でバーベキューをしたくても、近隣迷惑になってしまうため、諦める方もいます。

結局あまり使わなかったという声が多いです

家族用玄関

インスタグラムでよく見かける、家族専用玄関。

シューズクロークをウォークスルーにして、家族はそちらから出入りする、というものです。家族用玄関を採用することによって、メインの玄関がすっきりします。お客様にはメインの玄関を使ってもらいます。

画像引用元:クレバリーホーム

狭小3階建てでは、正直に言っておすすめできません。

デメリット
  • スペースの効率が悪い
  • 家族用もメイン玄関もどちらも狭くなってしまう

ふつうのシュークローゼットのほうが、通路スペースを確保しなくてよいぶん、収納量が増えます。

客間(和室)

都会は、人間関係が希薄な気がします。地方よりもお客さんが少ないことも多いのではないでしょうか?

核家族の家ならば、客間や和室の優先度は下がります

子供が小さいうちは、子供部屋が客間の機能を果たせます。親戚や友人が数日泊まりに来るのであれば、その間だけ、子供部屋を使ってもらってもいいですね。

和室が欲しいという場合には、独立した客間ではなく、リビングに隣接させておくのがおすすめ。

こちらはドアがない「畳スペース」
  • ドアを開けておけばリビングの一部として使える
  • 空間が広く見える
  • 部屋ではなく「小上がりの畳スペース」もおすすめ

都内3階建てでは、基本的にスペースが限られます。「客用玄関」「客間」など、「来客用」を採用する場合には、慎重に検討する必要があります

限られたスペースは、たまにくるお客様のためではなくて自分たちのために使おう!

都内3階建てで失敗しやすい間取り一覧

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都内3階建てで、注意したい間取りを5つご紹介しました。

間取りおすすめできない理由代替・解決策の例
ただいま手洗い流行に左右されやすく、スペースを圧迫。3階建てでは移動の負担も少ないので不要。1階にメイン洗面台、2階はキッチン、3階トイレ内に簡易洗面台を設置
ランドリールーム狭小地では贅沢。乾燥機や浴室乾燥機で代用可能。子供部屋やリビング一角で十分対応できる。ガス乾燥機・浴室乾燥機を活用、スペースは他用途に優先
ベランダなし搬入経路や目隠し、室外機設置、建蔽率の有利など多くの利点を失う。小さめでもベランダを設ける。室外機置場としても活躍
家族用玄関限られた玄関スペースを分割して効率が悪い。両方の玄関が狭くなり、収納量も減る。通常のシューズクロークの方が収納力・動線効率が高い
客間(和室)来客の頻度が少なく、狭小住宅ではスペース効率が悪い。独立客間は基本不要。子供部屋を客間兼用、リビング隣に和室を配置して普段は一体利用

面積が限られる、都会の家。本当に大切なものだけ厳選したいですね。

狭小住宅の間取り作成はレベルが高いです。会社によって間取りの良し悪しが出やすいです

狭小住宅が上手な建築会社では、以下のようなさまざまな工夫をこらしています。

  • 天窓
  • 吹き抜け
  • ガラスの壁や仕切り
  • スキップフロア
  • 造作のソファ
  • 鉄骨階段

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