
住友林業か一条工務店のどちらかにしようと思います! でも、デザインを取るか性能を取るか迷っていて…! どちらがおすすめですか?

この2社はかなりタイプの違う会社さんなのですが、どちらも人気があります
このブログでは、項目ごとにそれぞれの特徴をまとめましたので、思考を整理するのに役立ててくださいね。
また、一条工務店に決めた方、住友林業に決めた方それぞれの「決めた理由」もご紹介しています。
悩んだら、「どの意見に共感できるか」という視点で比較してみると、あなたにはどっちが向いているかがわかるかもしれません。
住友林業と一条工務店を比較【性能・自由度・デザイン・設備】

それぞれの特徴を表にまとめました。
住友林業 | 一条工務店 | |
---|---|---|
断熱性 | 普通 | 業界トップクラス |
気密性 | 気密測定なし | 業界トップクラス |
デザイン | 和モダンが得意 | シンプル |
価格 | ハイコスト | ミドルコスト |
耐震性 | 耐震等級3 | 耐震等級3 |
自由度 | 高い | 低い |
規模・知名度 | 旧財閥 | 人気 |
どちらも大手のしっかりとした会社さんなので、倒産のリスクなどは少ないです。
それぞれの項目について、もう少し詳しく説明します。
断熱性能
住友林業も断熱性能は高いですが、一条工務店のほうが外と内の両方に断熱材を使っていて、より断熱力が高いです
寒い地方でも、家の中が暖かく保てるのが一条工務店の大きな特長です。
また、断熱性能とセットで大切なのは、「家をどのように温めるか」。住友林業では一般的なエアコンや、全館空調が多いですが、一条工務店は「全館床暖房」を採用されるかたが多いです。
気密性
住友林業もすき間が少なくて空気が外に逃げにくい家ですが、一条工務店は業界トップの気密性を持っています。空気の入れ替えまで機械で管理するので、室内の温度を安定させやすいです。
コートで例えると、断熱性は、中に入っているダウンフェザー。気密性は、しっかりファスナーがついていたり、手首のところにゴムがついていたり、ということです。ダウンコートでも、ファスナーを開けていたら寒いですよね。
デザイン性
住友林業で契約すると、インテリアコーディネーターさんとの打ち合わせがあり、家具や内装の相談に乗ってくれます。そのため、インテリアのセンスに自信がない人でも、おしゃれな家にしやすいです。
お風呂やトイレなどの設備は基本的には自社オリジナル製品。キッチンもオリジナルを選択される方が多いですが、オプション料金をしはらってリクシルなどのメーカー品を入れる方もいらっしゃいます。
また、一条工務店さんの場合、専属のインテリアコーディネーターはつきません。

家具屋さんなどで無料のインテリアコーディネートをしてくれたり、メルカリで個人でインテリアコーディネートを請け負っている方もいるので、そのようなサービスを併用してもよいかもしれません
間取りの自由度はどっちが高い?

建築士さんと細かく相談しながら理想の家を目指せます。住友林業は柱で建てる在来工法なので、大開口(おおきな窓)も得意です。
注文住宅というよりも、セミオーダーに近いです。
また、断熱性を高く保つため、窓の大きさや数に制限があります。

一条VS住友林業 価格の比較

住友林業はハイコスト、一条工務店はミドルコストです。

わたしが見積もりをとったときは、一条工務店のほうが200万~300万ほど安かったです

えっ!?おもったほど差がないね
ここにはちょっとからくりがあって、住友林業のほうが自由度が高く、選択肢も豊富なので、設計している途中で「あれもほしい、これもつけたい」となりがち。
一条工務店は明朗会計なので、すっきりしていてわかりやすいです

一条工務店さんは価格交渉はできませんが、あらかじめ用意された「割引制度」を活用することで少しお安くなります

一条工務店・住友林業それぞれのデメリット

一条工務店にも、住友林業にもそれぞれ「得意と不得意」があります。
苦手なことを知っておくと、ハウスメーカーの特徴がより浮き彫りになります。
住友林業のメリット&デメリット
得意なこと | 苦手なこと |
---|---|
自由度の高い設計 木の質感やデザインなど意匠面 ビッグフレーム構法による安全性・耐震性と大空間の提案力 豊富な素材・設備選択肢と長期アフター保証 | 一条工務店と比べて断熱・気密性能がやや劣る 自然素材ゆえにメンテ費用が高くなりやすい 坪単価が高く、コストパフォーマンスでは弱め |
一条工務店のメリット&デメリット
得意なこと | 苦手なこと |
---|---|
業界屈指の断熱性・気密性、省エネ性能 標準装備の全館床暖房、コストパフォーマンス 外壁タイルなどのメンテナンス性 | 間取りに制限が多い 大きな窓が作りにくい 設備の選択肢が少なく個性を出しにくい |
大人気の一条工務店ですが、特徴をしっかりと理解してから契約しないと、後悔する可能性もあります。

一条工務店・住友林業を選んだ「決め手」は?
一条工務店か住友林業か悩んだ方たちの、「決めて」は何だったのでしょうか?
一条工務店に決めた理由

デザインが気になるのは最初だけ! 実際に生活するならやっぱり「快適さ」が大事だと思ったので一条工務店にしました。実際に住んでみて、冬でも裸足で過ごせるし、帰宅してすぐに暖かいのが最高です。家族も、風邪をひきにくくなった気がします。

ペットに留守番をしてもらうこともあるので、快適な温度が保てる一条工務店にしました! 一条工務店の床暖房は、冬の間はずっとつけてありますが、太陽光パネルもつけているので、電気代もそこまでかかりません

住友林業は、オプション料金がどんどん高くなりそうで……。料金が明確な一条工務店のほうが安心できました。料金内で収納もついているのがいいですよ!

一条工務店の気密性と断熱性が決め手でした! キッチンが好みじゃなかったので、そこだけリクシルのキッチンを入れてもらいました! 一条工務店に見えない、と言われるとちょっとうれしいです。
住友林業に決めた理由

エアコンを使えば、お金はかかるけど住友林業でも十分に快適に過ごせると感じました。予算に余裕があって、寒さが心配なら、住友林業で断熱性能を高めるオプションを入れるのもアリだと思います!

一条工務店で選べる住設が好みではなくて、他社製品を入れるとオプション代が高かったので住友林業にしました。一条工務店は設計の自由度が低いのも、自分にとってはマイナスポイントでした。

一生に一度のマイホームだから、自分が「心から好き」「見ててときめく!」と思える家に住みたかった!
それぞれ、どんな人におすすめ?
住友林業と一条工務店、それぞれどのようなタイプの方におすすめか分析しました!
住友林業は「木の質感」に強みがあり、デザイン性の高い家が建ちます。ですから、以下のような方は満足度が高いと思います
- おしゃれな家を建てたい
- 無垢床にこだわりたい
- 自慢できる家にしたい
- 大きな窓を取り入れたい
- プロの設計士やインテリアコーディネーターからたくさんのアドバイスがほしい
一条工務店は、高気密・高断熱の暖かい家が、適正価格で手に入るハウスメーカーです。以下のような方におすすめです。
- 暖かい家で快適に過ごしたい
- シンプルなデザインが好き
- 家に対するこだわりが少ない
- 価格交渉が苦手
デザインなら住友林業、性能なら一条工務店!
住友林業は、デザイン性が高く高級感のある家、一条工務店は、性能が高くコスパのいい家が建ちます。どちらが正解ということはないので、ご自身の価値観と照らし合わせてベストな選択ができるとよいですね♪
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また、「デザインもコスパも性能も全部大事!」という人は、最終的に工務店に行きつくこともあるようです。工務店の探し方は以下のページから。
