
タマホームが安すぎて不安です。こんなに安いなんて、何か裏があるのでは……?
- タマホームは「安かろう悪かろう」ではないか?
- タマホームが安い理由を知りたい
- オプションやアップグレードで高くなるのでは?
タマホームはなぜ安い? 5つの理由
タマホームが安い理由を調査したところ、以下の5つの理由が見つかりました。
- 大量生産によるコスト削減
- 中間業者がいない
- 工期が短い
- 1人の営業が顧客を多数持っている
- 顧客専属の設計士がいない
理由1.大量生産によるコスト削減
タマホームの施工棟数は、なんと、年間1万棟以上。

全国でも3本の指に入ります
大量に住宅を建てることで、「キッチン」「トイレ」「洗面台」「床材」など、あらゆる資材を安く仕入れることができます。そのため、原価が下がり、安い値段で家を建てることができます。
大量仕入れでコストを抑えているので、標準外のオプションを選ぶときには、オプション費用が高くなる可能性が高いです
理由2.中間業者がいない

一般的なハウスメーカーでは、中間業者が施工管理をします。しかし、タマホームでは、自社の公務チームが直接施工を管理します。

中間業者のコストを抑えることができます
理由3.工事期間が短い
工期が短ければ、その分、人件費を節約して効率的に家を建てることができます。
- 大手ハウスメーカー:3~4カ月
- ローコストハウスメーカー:2~3カ月
- 工務店:4~5カ月
- 設計事務所:6カ月以上

タマホームの工期は短い!
工期が短いからと言って、工事がいい加減なわけではありません。
材料を工場であらかじめ切っておいたり、豊富な人員を適切に配置したり、既製品をうまく活用することで、工期を短縮できます。
理由4.一人の営業が多数顧客を持っている

理由5.顧客専属の設計士がいない
タマホームでは、顧客の要望をもとに、営業が間取りを描きます。
営業の仕事につく人は、コミュニケーション能力が高く、顧客の要望を聞き出すのがうまいです。
ただし、営業は、間取りを作るプロではありません。
しかも、1人で何人ものクライアントを抱えており、大変忙しいです。そのため、以下のような間取りになってしまう危険性もあります。
- 顧客の要望をパズルのように組み合わせた「御用聞き間取り」
- プラン集から選んで少し調整しただけの「ほぼ規格住宅間取り」

勉強して、自分で間取りを考える方もいらっしゃいます
間取りづくりについては、外部のプロの手を借りることで、コストを抑えつつ、理想の間取りを実現できます。間取りで悩んだら、活用してみるとよいです。

妥協ポイントと改善策
タマホームは安いです。でもここまで見てきたように、安さと引き換えに、妥協しなくてはいけないポイントもいくつかあります。
- 専属設計士がいない
- インテリアの提案が少なめ
- オプション費用は高め

それは仕方がないよね…! でも少しでも満足度を上げるにはどうすればいい?
専属設計士がいない→間取り相談または自分で間取りを描く!
また、タマホームは、実は間取りの制限がやや多めのハウスメーカーです。
「柱から柱までの距離は4マスまで」など、タマルールとよばれる間取りの制限があります。
そのため、完成度の高い間取りにしたいなら、外部のプロを頼ることも検討したいです。

依頼するときには、間取りのルールも伝えておきましょう!
ただし、ココナラなどで依頼をすると3万円~10万円ほど費用がかかります。

結構高いね…! できればオプション費用に回したい…!
このような場合は、以下のような無料の方法を駆使して、自分で間取りを描いてみましょう。
- 近いサイズの間取りを見まくる
- X(旧:ツイッター)で相談する
- Yahoo知恵袋で相談する
- タウンライフで無料の間取りを描いてもらう
間取りの相談先については、以下のページで詳しく解説しています。

インテリアの提案が少なめ
住友林業などの高級ハウスメーカーでは専属のコーディネーターさんがつきます。
タマホームは、タマリビングという会社で商品の提案をしてくれますが、HPには「インテリアオプション販売」の文字が。

インテリアコーディネートというよりは、販売代理店というイメージかもしれませんね
選べる製品にも限りがあるので、こだわりが強い方、様々な商品からコーディネートしてほしい方にはあまり向いていません。
タマリビングのカタログはこちら:https://www.tamahome-living.jp/interior/catalog/
オプション費用は高め→施主支給・リフォーム・DIYも検討する
住宅を建てる際には、オプションの選択も重要です。
特にタマホームは、大量仕入れでコストを下げているので、標準外のオプション品を入れると高額になる可能性が高いです。

キッチンやお風呂などの設備は、できれば標準品のメーカーで選びたい!
また、その他のオプションについても、自分にとって必要かどうかを見極めることで、余分な費用をかけずに住宅を建てることができます。
- ベランダ
- 床下収納
- キッチンの勝手口
- シャッター
- キッチンの吊戸棚
- 食洗器
- 床暖房
これまで解説してきたとおり、タマホームはオプションが比較的高めだと言われています。
もちろん標準品で建ててもいいわけですが、そのほかにも以下の方法があります。
家づくりやリフォームで、必要な設備や材料を自分(施主)が自分で選んで買い、工務店などに取り付けてもらうことです。自分の好きな商品を使える反面、手間やトラブルのリスクもあります
古くなった家や壊れた部分を直す工事のことです。たとえば、壁紙や床を張り替えたり、水回りの設備を新しくしたりします。
「Do It Yourself(自分でやろう)」の略で、プロに頼まず自分で家具を作ったり、家の修理や飾りつけをしたりすることです
施主支給の定番は、トイレットペーパフォルダーや、タオル掛け、照明など。
リフォームは、たとえば、乾太くんは、新築時ではなく、リフォームで導入してもよいですね。キッチンやトイレも、15年後の交換のタイミングで入れ替えてもよいです。

我が家は乾太くんを後付けしたのですが、結果的に10万円以上安くなりました!
DIYで手作りをすると、お金ではない価値も感じられます。
まとめ:タマホームはなぜ安い? 5つの理由
タマホームが安い理由を5つにまとめました。
- 大量生産によるコスト削減
- 中間業者がいない
- 工期が短い
- 1人の営業が顧客を多数持っている
- 顧客専属の設計士がいない
ちなみに、タマホームの家は、「耐震等級3」「断熱等級5」と、性能も十分です。

「安かろう悪かろう」ではないので、安心してくださいね
まとめ:安くていい家を建てたい!
タマホームが安い理由5つと、妥協ポイントを3つご紹介しました。
タマホームの家は、コスパがよく、品質もいいのが魅力です。一方で、間取り作成についてはやや弱いので、自分で勉強したり、外部のプロの手を借りたりすると、納得のいく間取りができやすいと思います。
「自分で間取りを作るにはどうすればいい?」「プロの間取りって、どこで作ってもらえるの?」という方は、以下の記事がおすすめです。
