アールギャラリーというハウスメーカーは、口コミがあまり見当たらず、不安……。
価格の目安や、評判を知りたいです!
今回は、このような疑問をお持ちの方のために、アールギャラリーの基本情報や、商品ラインナップ、坪単価、口コミをまとめました。
アールギャラリーってどんなハウスメーカー?
【「長期優良住宅認定基準」を全棟標準仕様!脱炭素社会の実現に向けて戸建住宅の省エネ対策を強化】
— アールプランナー (@arr_planner) March 6, 2023
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アールギャラリーは、名古屋と東京で注文住宅やセミオーダー、分譲住宅を手掛けている住宅メーカーです。もともとは名古屋発祥ですが、近年は東京にも進出しています。
3階建ても対応しているし、都会での家づくりに強そうです
価格帯としてはローコストに分類されますが、とてもローコストには見えないおしゃれさが魅力です。写真を見てもらうとわかりやすいですが、北欧風やモダンなインテリアがお好きな方におすすめです。
商品のラインナップは?
アールギャラリーには、3種類の商品があります。
- アールスタイル(低価格):コスパに優れたセミオーダー
- アールベーシック(中価格):デザインとハイグレードを両立したセミオーダー
- アールオーダー(高価格):こだわりを自由に形にする注文住宅
※2024年4月現在、公式HPで確認できるのはアールスタイルのみです。検索するとアールベーシックも出てきますが、金額は現在のものとは違うようです。
アールギャラリーの坪単価は65万円以上!
SUUMOなどでは、坪単価47万と掲載されていますが、その情報は、残念ながらやや古いです。
建築費はこの3年ほどで驚くほど高騰しており、どこのハウスメーカーも値上げラッシュです
実際に、公式サイトによれば、アールギャラリーで30坪の2階建てを建てる場合、一番低価格な商品「アールスタイル」で1950万円。坪単価に計算すると約65万円です。
坪単価65万円で家が建つの?
実際には消費税などもかかるので、もっとお金がかかります
坪単価65万円にふくまれているものと、ふくまれていないものは、以下のとおりです。
- 本体価格(1550万円)
- 付帯工事(280万円)
- 構造計算・申請費用(120万円)
- 消費税(200万円以上)
- 外構費(200万円以上)
- 地盤改良費(土地による)
ですから、アールギャラリーで30坪の家を建てる場合、オプションをほとんどつけない前提であっても、2500万円程度は見込んでおきたいですね。
ただし、上記は名古屋の費用なので、東京ではこれよりも高くなると思います
実例から見る坪単価
公開されている事例の坪単価をまとめました。アールギャラリーに限らず、この3年で建築費用は跳ね上がっているので、2022年以前の価格がどこまで参考になるかはわかりませんが……。
本体価格 | 3290万 | 2910万 | 2420万 | 3340万 | 1960万 | 3320万 | 3040万 |
延床 | 107平米 | 99平米 | 119平米 | 135平米 | 100平米 | 130平米 | 133平米 |
坪単価(本体価格のみ) | 101.3万 | 97.5万 | 67.2万 | 81.3万 | 65.0万 | 84.3万 | 75.5万 |
竣工年月 | 2023年1月 | 2022年6月 | 2022年1月 | 2021年6月 | 2021年6月 | 2021年1月 | 2020年11月 |
エリア | 東京 | 東京 | 愛知 | 東京 | 東京 | 愛知 | 愛知 |
備考 | 3階建て | 2階建て +ロフト | 2階建て | 2階建て | 2階建て | 平屋 | 2階建て |
こちらの坪単価は本体価格のみなので、実際にはもっと高くなります。東京や3階建てだと値段が上がる印象ですね
- セミオーダーではなく注文住宅
- 名古屋ではなく東京
- 3階建て
- オプションをつける
2024年には、32坪で3400万だったという口コミもありました。これは、坪単価に換算すると104万円です。東京エリアかもしれませんね。
外壁がセメント系サイディング、断熱は硬質ウレタンフォーム、壁ビニールクロス、床材ビニールシート、集成材軸組で総額が32坪ぐらいで3千400万ぐらいした。
マンションコミュニティ
32坪3400万円だと、住友林業などの高級ハウスメーカーよりは安いと思いますが、ローコストという印象ではなくなってきますね
アールギャラリーの性能
耐震等級 | 耐震等級3が可能(※構造計算により満たない場合もある) |
断熱等級 | 記載はないが、長期優良住宅は断熱等級5以上 |
断熱材 | 吹付断熱 |
長期優良住宅 | 対応可能 |
準耐火仕様 | 対応可能 |
アールギャラリーでは、通常は3階建て以上で行われる「許容応力度計算」を全棟で実施しています。
全棟で「許容応力度計算」を行っているのは、とても珍しいです。耐震性へのこだわりが強いハウスメーカーのようですね!
間取りによっては耐震等級2になってしまうこともあると思いますが、耐震等級3にしたいと伝えて間取りを工夫すれば、ほぼ心配ないでしょう。
一方、断熱等級については公式サイトに数字の記載がありません。
口コミでも、断熱性能への評価はイマイチです
ただし「長期優良住宅」に合致する基準で作れば、「断熱等級5」は満たすことができます。
アールギャラリーの家の口コミ
アールギャラリーに関する口コミをまとめました。
アールギャラリーに関する良い口コミ
- 点検が丁寧で、とても親切。対応も早い。
- ハウスメーカーよりも坪単価が安く、自由がきく
- デザイン性が高い
- 間取りが使いやすい(建売)
- 耐震性能が高く、安心
アールギャラリーに関する悪い口コミ
- 営業がいまいちで、当たりはずれがある。
- 夏に熱く、冬は寒い
- パッケージ商品で安く見せてるけどいるが、ちゃんと建てようとするとそこまで安くない
- 施工不良があった
- 設備のグレードが低い
デザイン性が高く、耐震性能にもこだわっているハウスメーカーですが、工事は下請けなので、あたりはずれがあるという意見が目立ちました。また、こだわると高くなっていきますので、安さだけを求める場合には、別の選択肢も検討したいですね。
競合になるハウスメーカー
アールギャラリーと比較されているハウスメーカーには、以下のようなものがあります。
住友不動産(全国)
アイ工務店(全国)
タマホーム(全国)
トヨタホーム(全国)
クラシスホーム(東海エリア)
デザイン性が高く、コスパがいいハウスメーカーが多いようですね!
家づくりの最初の難関は、ハウスメーカー選び
家を建てたいけど、どこのハウスメーカーがいいのかわからない!
工務店やハウスメーカーを探し始めると、どの会社も「うちで建てる家は暖かくて、地震に強くて、デザインの自由度も十分です」と語ります。
しかし実際には、「暖かい」にもかなり幅があるし、「地震に強い」「自由度が高い」にもかなり幅があります。
むこうも商売なので、「いいこと」しか言わないのは当たり前
だから、家を建てるあなたが、しっかりと勉強して、自分にぴったりのハウスメーカーを見つけなければいけません。
わたしたちは、計6社から間取りと見積もりをとりました。1社目より2社目、2社目より3社目。比べれば比べるほど、知識がついて、自分たちにとって、何が大切なのかがわかりました。6社目でようやく、ぴったりだと思える建築会社を見つけることができました。けど、正直時間もかかりましたし、少し遠回りしたかなと思います。
アンケートによれば、2~3社から見積もりをもらい、ハウスメーカーを決めている方が多いです。でもその2~3社は、どうやって見つければよいでしょう? 最初は資料請求でたくさんの会社を見て、そこから2~3社に絞り込めば、たくさんの中から自分にぴったりのハウスメーカーが見つけやすいです。
一括資料請求のなかには、間取りまで用意してくれるものもありますよ。下のコラムでは、各社の資料請求を比較しています。