住友林業の家って、おしゃれで上質感があって素敵ですよね。「住友林業で建てた」なんて、正直、とっても羨ましい。
でもね、住友林業って、結構、お高い!
今回は、住友林業のどこが素敵なのかを分析し、どうやったら「住友林業風」の家になるのか、ポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!
羨ましいポイント1:無垢材
住友林業といえば、なんといっても無垢の床材です。住友林業では、数十種類もある床材の中から、好みの樹種を選ぶことができます。
本物の木の質感は、やはりシートフローリングとは違います。
ここをマネする!
無垢の床材は、他のハウスメーカーや工務店でも取り入れることができます。ですから、ここはお金さえ払えばすぐにマネすることができます。
しかし、無垢には「メンテナンスしにくい」「反りやすい」「高い」というデメリットもあります。そんな場合は、以下の床材を選びましょう!
- 反るのが嫌な方→挽板
- 高いのが嫌な方→突板
挽板は、合板に2~3ミリの無垢の木を張ったもの。突板は、1ミリより薄い無垢の木を張ったもの。脚触りは無垢のほうが上ですが、見た目は無垢とあまり変わりません。
逆に、避けたほうがいいものは「シートフローリング」です。シートフローリングは「安いものが多い」「メンテナンスが楽」などのメリットがありますが、「住友林業風」にしたいなら、避けましょう!
羨ましいポイント2:シックなキッチン
インスタグラムで見かける住友林業の素敵なおうち。そんなおうちには、キッチンハウスが入っていることが多いです。住友林業はキッチンハウスと提携していて、割安で導入することができます。
ここをマネする!
キッチンを選ぶときに避けたいのは「鏡面仕上げ」「木目」です。カラーを選ぶときには「マット仕上げ」一択。カラーはダークグレーや黒などのモノトーンを選びましょう。
キッチンハウスのキッチンを導入するのもよいですね。キッチンハウスには、姉妹ブランドのグラフテクトというブランドがあり、こちらを導入すると、選択肢は減るものの、割安に導入することができますよ。
グラフテクトを入れることができないハウスメーカーがありますので、要注意です。一条工務店や、オープンハウスではおそらくグラフテクトを入れることができません。
その場合には、できるだけマットな質感のキッチンを入れましょう。
羨ましいポイント3:上質感と落ち着き
住友林業の家って、どことなく「上質」な雰囲気が漂っていますよね。
これは無垢のフローリングの効果が一番大きいですが、ほかにもポイントがあります。
- マットな質感を選ぶ
- 「模造品」を減らす
- 柄の壁紙を選ばない
ここをマネする!
「鏡面仕上げ」と「マット仕上げ」があれば、迷わずマットを選びましょう。鏡面仕上げでも高級感はでますが、ホテルのような雰囲気になり、上質な落ち着き感からは遠ざかってしまいます。キッチン、ドアノブ、洗面台などは、できるだけマットなものを選びましょう。
また、もうひとつ注意したいのは、「木目」です。床材などで本物の木を使いますので、偽物の木目を混ぜると、「偽物感」が出やすいです。
特に「木目の壁紙」には要注意!!
羨ましいポイント4:細部が洗練されている
住友林業の家を見ていると、ダサい感じがありませんよね。それは、色合わせや細部にまで気を使っているから。住友林業で家を建てる場合、インテリアコーディネーターがつくので、おしゃれになるのです。
ここをマネする!
住友林業風の洗練された家にするときに気を付けたいのは、以下の点です。
- 色は3色まで!
- 「巾木」と「コンセントのデザイン」に注意
おしゃれな家に仕上げるなら、色数は3つに絞りましょう。さらに言えば、「モノトーン」「床材の色」「植物の緑」の3色にしてください。床材にオークを使うなら、他の家具もオークの色に。植物で緑色が入りますので、ベースは「床材の色」と「モノトーン」だけで作るのが理想的です。
住友林業に憧れている方はしないとは思いますが、「ポップなカラーの壁紙」「派手ながらの壁紙」も使わないようにしましょう。
そのほかに気を付けたいのは、「巾木」や「コンセントのデザイン」です。
巾木とは、壁が傷つかないように、壁の下部分についている枠のことです。ここを、できるだけ目立たなくすることで室内がぐっと洗練されます。細めの「白」または「床材に合わせた色」を選びましょう。サンワカンパニーからおしゃれな巾木が出ています。
コンセントも、探すとおしゃれでマットなものがあります。壁紙の色からあまり浮きすぎないものを選びましょう。
住友林業風にするためのハウスメーカーの選び方
以上、「住友林業の家が羨ましい!」と思う方に向けて、住友林業風の家にするためのコツを4点お伝えしました。
ただ、住友林業風の家にするためには注意点があります。それは、「ハウスメーカーではなく工務店で建てたほうがよい」ということです。ハウスメーカーには「標準仕様」というものがあり、それ以外の選択肢が選べない(または選べても高額になる)ことが多いのです。
例えば、一条工務店では基本的には一条工務店の仕様から選びますので、キッチンは鏡面か木目のどちらかになってしまいます。三井ホームでは、巾木は太いものしかありません。タマホームも、キッチンの変更には多額のオプション費用がかかります。
ですから、「住友林業では建てないけど、住友林業風の家にしたい」という場合には、地元工務店で建てるのが最適解です。運が良ければ、住友林業の下請けの工務店が見つかるかもしれません。信頼できる地元工務店の探し方については、以下のコラムでご紹介しています。