2階リビングの家を建てようと思うんだけど、エレベーターはあったほうがいいかな? きっと、お高いんだよね?
我が家も、エレベーターを導入しようか迷いました! 残念ながら、やっぱり高いです。導入すべきかどうかのチェックリストを作りましたので、参考にしてください。
- 3階建てを検討している
- 2階リビングを採用する予定
- 周囲の人から「エレベーターをつけるべき」と言われた
- エレベーターの費用を知りたい
- エレベーターなしでも大丈夫か迷っている
マイホームにエレベーターを導入するメリット3選
まずは、エレベーターを設置するメリットをご紹介します。
老後やケガのときも安心
2階リビングの最大のネックは、老後の階段移動です。もしあなたが、老後まで同じ家に住もうと思っているなら、エレベーターは心強い味方です。
2階リビングを検討している場合、1階は日当たりが悪いことが多いです。「老後まで住むつもり」で家を買うのなら、エレベーターがあると安心です。
日当たりのいい2階、3階部分も、老後まで有効活用できますよ!
荷物の運搬がらく!
2階まで荷物を運ぶのは、重労働です。
- 水
- 米
- 赤ちゃん
- 加湿器
特に、ペットボトルの水を購入している人や、宅配のウォーターサーバーを活用している人にとって、水の運搬は深刻な問題です。
エレベーターがあれば、お米や水などの運搬がぐっと楽になりますね
売りに出すときに、物件の「強み」になる
2階リビングで、階段移動を心配する人はとても多いです。
ですから、売りに出したときに「エレベーター」があれば、購入者は安心します。一般の家庭でエレベーターがついていることは少ないですから、「エレベーターがある」というのは大きなアドバンテージになります。
我が家は3階建てで検討していましたが、1件だけ中古戸建て(2階建て)を見に行ったことがあります。
そのおうちは、2階建ての2階リビング。
クローゼットにエレベーターを後付けできるようになっていました!
我が家は予算が合わず、価格交渉をしましたが、折り合いがつかず断念。
そのおうちを購入されたのは、引退後のご夫婦だったそうです。しかも、値引きなし現金一括払い。エレベーターがあるということが、購入の後押しになったに違いありません。
エレベーターのデメリット3選
エレベーターを導入するデメリットも、もちろんあります。
居住スペースを圧迫する
家庭用エレベーターのサイズはいろいろありますが、少なくとも1帖程度の広さを見込んでおく必要があります。
各階で1帖を見込んでおく必要がありますので、3階建てなら計3帖です。
また、エレベーターを設置しても、階段をなくすことはできません。緊急時の避難が困るからです。階段に必要なスペースは、各階約2帖です。3階建てなら、約6帖。
上下階の移動スペースとして、合わせて9帖が必要になります(3階建ての場合)。
狭小住宅には痛い……
間取りに制限が出る
エレベーターは、当然、各階の同じ位置に計画する必要があります。
LDKの真ん中にエレベーターを設置するわけにはいきませんし、1階や3階はほかの部屋とスペースの取り合いになります。
- キッチンがせまくなってしまった
- 3階にトイレを作りたかったけど、作れなかった
- 2階にお風呂を設置したかったけど、できなくなった
間取りには大幅な制限が出ることを覚悟しておきましょう。
費用が高い
設置費用が高いのはもちろんですが、維持費や税金もかかることに注意が必要です。
- 導入費用(250~300万円)
- 維持費用(年間4万~7万円)
- 固定資産税(年間2万円)
上記はあくまで目安ですので、詳細はエレベーターのメーカーやハウスメーカーの担当者にご確認ください。
メンテナンスは法律で定められていますので、必ず必要になります。固定資産税は、エレベーター本体の価格が250万円の場合、初年度は1万7500円程度になると思われます。
耐用年数も考慮しておこう
ホームエレベーターのメリット・デメリットをご紹介しました。メリットも多いですが、デメリットも案外多いですね。
ちなみに、エレベーターの耐用年数は約25年ですので、30歳で作ったら、55歳で入れ替えです。
もしあなたが20代や30代なら、「階段を上り下りするのがつらい」と感じるまで、40年くらいあるのではないでしょうか? 40年後のために、目先の40年を犠牲にしてしまうのは、もったいないかもしれません。
エレベーターのスペースを計画しておくという方法もある
それでも、「どうしても老後のためにエレベーターが必要だ!」と思う場合、将来的にエレベーターを設置できるよう、スペースをあらかじめ計画しておくと安心です。
たとえば、1Fにはファミリークローゼット、2階にはパントリー、3階には納戸を用意しておき、将来必要となったときに、このスペースを活用してエレベーターを作ります。
こうすれば、子育て期には収納スペースとして有効活用できますし、子供が独立してスペースにゆとりができたら、ホームエレベーターを導入することができます。
耐震性の関係で、エレベーターを後付できないこともあるから、間取りをつくるときに、設計士さんに相談しておこう!
固定資産税やメンテナンスのお金も節約できます
エレベーターを導入するかどうかのチェックリスト
エレベーターが必要かどうかのチェックリストを作りましたので、参考にしてみてくださいね。
結論としては、「いますぐエレベーターが必要」という方でない限り、建設時にエレベーターをつける必要はないと思います。「いつか必ず必要になる!」と思う方は、あらかじめスペースを計画しておくと安心です。
- 20代、30代の方
- 老後は住み替えるつもりの方
- 間取りの自由度を優先したい方
- 「絶対に老後も住み続ける!」という方
- まだまだ元気な50代~60代の方
- 2世帯住宅にする可能性がある方
- 車いすを利用している
- 70代以上の方と同居している
- 上記のような家族・友人が遊びに来る
ホームエレベータを導入するかどうか、決まりましたか?
できればスペースだけ確保しておきたいけど、希望の間取りが実現できないなら、諦めます。そんなときはどうすればいいですか?
そういうケースも、もちろんありますよね。
そのような場合は、「エレベーターのスペースを確保した間取りを見てみる」のが一番です。ただ、自分の土地で間取りを描いてもらわないと、あまり意味がありません。
ハウスメーカーでお願いしてもいいですが、無料で間取りを作成してもらえるサービスもあります。このようなサービスを使うと、複数の間取りを一気に依頼できます。いくつかあるパターンの中から、「この間取りならいけそう!」と思えるものがあれば、ラッキーです。
>>タウンライフ
3分で簡単に間取りが依頼できますので、リンクから飛んでみてください。
3階建てを検討している方は、以下の記事もおすすめです。