海外のインテリアは、日本のインテリアよりもおしゃれだと感じたことはありますか?
私はあります(涙)
「おしゃれな家をつくる」カギとなるのが、照明です。
照明の力は偉大で、照明にこだわると、一気におしゃれな空間にすることができます。一方、どんなにおしゃれな家具をそろえても、照明で失敗すると一気に台無しになってしまいます。
家の照明計画を練るにあたって、英語のブログやYoutubeを徹底調査しました。そこで気がついたことがあります。
日本語で調べた情報と少し違う!
今回は、海外流おしゃれな部屋を作る「照明の基本」をお伝えします!
- 現在、照明の計画をしている
- 照明にこだわりたい
- 間接照明を取り入れればおしゃれになると思っている
- 照明で大切なのは、明るさだと思っている
- 新居のインテリアが物足りない
フロアライトやテーブルランプは、コンセントさえあれば追加できます! もう建て終わっていても、お役に立てる記事です
色温度
明かりの色については、日本語でもかなり情報量がありますが、改めてご紹介します。明かりには、黄色っぽいものと青っぽいものがあります。
- 黄色っぽい「電球色」
- 日光の色に近い「温白色」
- 自然な白さ「昼白色」
- 青白い「昼光色」
色の感じ方は個人差も大きいので、認識の差が出ないように、K(ケルビン)で表します。
電球色:2800K前後
温白色:3500K前後
昼白色:5000K前後
昼光色:6000K以上
数字が低いほど、黄色っぽい色です
照明の色について、もっとも大切な2つのポイントをお伝えします。
昼光色は使わない
黄色っぽい光にはリラックス効果があり、温かく、居心地の良さを作り出します。一方、青白い光は注意力を高めます。
青白い光は、病院やコンビニ、オフィスに使われます。
書斎や洗面台であっても、こだわりがなければ昼光色は避け、温白色か昼白色を採用ましょう。
海外のインテリアコーディネーターは、4500Kくらいまでの明かりをおすすめしていました
違う色温度の照明を同じ空間に置かない
同じ空間に、青い光や黄色い光が入り混じってしまうと、統一感がなくなってしまいます。
リビングの一角に書斎コーナーがある場合は、色温度が変えられるものを採用しておくと安心です
照明のレイヤリング
ここで、照明計画において一番大切なことをお伝えします。
天井照明だけで明るさを確保するのではなく、複数の明かりを取り入れましょう。
でも、どんな明かりを取り入れればいいの?
実は、照明には3種類あるんだ
これからご紹介する3種類の照明を組み合わせることで、おしゃれな照明が完成します。
アンビエント・ライティング(全体照明)
最初にご紹介するのは、アンビエント・ライティングです。アンビエント・ライティングとは、部屋の明るさを確保するための照明です。
部屋のベースとなる照明です
全体照明と聞くと、「シーリングライト」を思い浮かべる方も多いと思いますが、アンビエント・ライティングはシーリングライトとは限りません。
「明るさを確保するための照明」であれば、ダウンライトや、天井をぐるりと取り囲んだ間接照明、ペンダントライトなども含まれます。
アンビエント・ライティングは、部屋のベースとなるやわらかな明かりです。このあと必要な場所に明るさを足していくので、少々暗めでも問題ありません。
タスク・ライティング(作業照明)
タスク・ライティングとは、作業を行うための照明です。
- 読書灯
- キッチンの手元の照明
- 洗面所の明かり
3種類の中でもっとも機能性が求められる照明です
アクセント・ライティング(スポットライト)
アクセント・ライティングとは、インテリアのための照明です。
アクセント・ライティングでは、家のなかで強調したいものを照らします。例えば、以下のようなものが考えられます。
- 壁に飾った絵画
- お気に入りのインテリア小物
- こだわった壁(塗り壁やタイルなど)
- 観葉植物
絵画に向けたスポットライトや、ニッチに設置したラインライトなどが、このアクセントライティングにあたります。
間違っても、クーラーや冷蔵庫を照らさないように!
また、アンビエント・ライティングの約3倍強い光を使用します。
「なんだか物足りない」と感じたら、それはアクセントライティングが足りないのかもしれません
レイヤリング!
以上の3つの照明を、できれば3種類、少なくとも2種類組み合わせるのが、部屋をおしゃれにするコツです。
ちなみに、「アンビエント兼タスク」など、1つの照明で2つ以上の役割を担うこともあります。
例えばリビングだったら、以下のような照明を計画できます。
- 天井をぐるりと取り囲む間接照明(アンビエント・ライティング)
- ソファのとなりの読書用フロアランプ(タスクライティング)
- ニッチ収納に設置したラインライト(アクセントライティング)
いまの照明が1つしかない場合も、大丈夫。フロアランプやテーブルランプを追加しましょう!
照明のデザイン
照明は、単体で選ぶものではありません。
空間全体との調和を意識しましょう。
気に入ったデザインであっても、空間となじまないことがあるので要注意です
「空間全体の調和」と言われると難しく感じますが、わたしのような素人でも実践できそうなコツがあります。
それは、照明をインテリアとしてとらえ、照明同士で何かしら共通する要素を取り入れること。
- 素材が同じ
- 色が同じ
- 形が同じ
照明同士をリンクさせることが難しい場合、他のインテリアの要素とリンクさせると統一感が出ます。
- ラタンの照明とラタンのバスケットで素材を統一させる
- センターテーブルの黒いアイアン脚と、照明の黒をリンクさせる
- グレーのガラスのペンダントライトと、グレーのガラスの花瓶をリンクさせる
もし今使っているペンダントライトが黒だったら、インテリアにも黒をとりいれてみると、統一感が出ますね
まとめ
以上が、海外サイトで情報収集した明かりの基本です。
- 青白い光は使わない!
- 明かりの基本はレイヤリング!
- デザインは、インテリアと合わせる
建築条件付きでも、建売でも、賃貸でも、フロアランプやテーブルランプなら、簡単に付け足すことができます。
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