こんにちは! このブログでは、都内23区で1年半以上、土地を探し続けた我が家の経験をつづっています。
今回は、土地探しからハウスメーカーの選定までを、網羅してお届けします。
都心は、地方の土地とは少し事情が違います。都心ならではのコツがありますので、マイホームで損をしないためにも、流れを押さえておきましょう。
- 仲介さんから優先的に土地を紹介してもらうコツ
- ハウスメーカーの選び方3選
- 【全ハウスメーカーで役立つ!】損をしないために大切な視点
この記事は、都会で家を建てる方むけの記事です。我が家はマンションや中古戸建も並行して探していましたが、この記事ではマンションについては言及していません。
ステップ1:住むエリアを決める!
まずは予算を洗い出し、土地と建物の大まかな予算を決めましょう。
土地の予算が決まったら、次はある程度住むエリアを決めましょう。子どもの学区や、通勤距離、区の支援、土地価格などを元に住むエリアを絞り込んでいきます。
どうして、エリアをしぼるの? 絞らないほうがたくさん土地があるよね?
不動産仲介業は、エリアごとに専門がわかれている場合が多いんだ。エリアを絞り込んだほうが、積極的に土地を紹介してもらえるよ
予算がわからないときは?
「はじめてのことで、右も左もわからない」のは当然です。そんなときには、無料資料請求サービスを利用してみるのも手です。
土地探しと資金計画が一気にできるので、最初の一歩に最適です。
ステップ2:不動産仲介会社に行く
エリアが絞れたら、さっそく不動産仲介会社に行ってみましょう!
23区で家を建てるあなたは、ハウスメーカーよりも先に不動産仲介会社に行ってください。なぜなら、土地の価格のほうが、建物よりも高額になるからです。不動産仲介会社では、ローン相談などもやっていることがありますので、予算に合った土地を紹介しれくれますよ。
予算や希望の広さなどを比較して、結果的にマンションや中古戸建てを選ぶことになる可能性もありますから、やはり先に不動産仲介に足を運ぶほうがいいと思います。
また、土地探しは本当に大変です。少しでも早くから、動き始めましょう。ハウスメーカーで土地を探してくれることもありますが、おすすめしません。彼らは土地探しのプロではありません。都内の土地探しはそんなに生易しいものではないです。
不動産仲介さんと一緒に、いくつか土地を見て回って、だいたいの相場をつかみましょう。
SUUMOやat homeで土地を見ているだけではダメなの?
もちろん、最初はそれでもいいよ。ただ、未公開の土地は、実際にあるから、せっかくなら早く不動産仲介会社に行ってみたほうがいいんじゃないかな
ステップ3:ハウスメーカーの比較検討を始める
とりあえず不動産仲介会社とつながりができたら、次はハウスメーカーの比較検討を始めます。
まだ土地を探し始めたばかりなのに、気が早くないですか……?
甘い!
都会の土地は、目が飛び出るほど高額です。「土地だけで5000万」なんて、ざらにあります。そして、土地を探しているあなたは、おそらく、毎月家賃を払っているはずです。
都会にマイホームを持ちたいあなたは、今住んでいる家も、都会ではありませんか? 都会の家賃は、高いです。
土地が引き渡しになれば、そこからローンが始まります。ただし、家はまだ建っていません!! 家賃支払いと、ローンの支払いが家計を襲います。
どうですか? 1カ月でも早く、家を建てたいですよね。
ですから、土地が決まってからハウスメーカーを選ぶのでは遅いのです!
ハウスメーカー選びで損をしない方法。それは、土地決定までにハウスメーカーを選んでおくこと!
たしかに……。ハウスメーカーはどうやって選べばいい?
以下の3つの方法を紹介するよ
- 住宅展示場に行く
- 一括資料請求
- 相談窓口で相談する
住宅展示場に行く
住宅展示場、大好きです!
いきなり住宅展示場に行くのはリスクなんだ
週末にはイベントもやっている住宅展示場。家を建てると聞いて、まず思い浮かべる方も多いのではないでしょうか? しかし、注意が必要です。こんなデメリットがあります。
人気のある営業さんは、土日は打ち合わせで忙しいです。そのため、新規の見込み顧客を応対してくれる営業さんは、売れっ子でない可能性が大。できれば、実力のある営業さんに担当してもらいたいですよね。
どうせ行くなら下準備をして、誰かに紹介してもらってから行くといいですね。インスタグラムなどで、紹介をしているアカウントもありますよ。
相談窓口
注文住宅の相談窓口という存在をご存じですか? 相談窓口では、無料で注文住宅の相談に乗ってくれます。無料だと不安になるかもしれませんが、心配いりません。建築会社からの紹介料で運営されています。
個別にハウスメーカーや工務店にあたっていくと、時間もかかりますし、なにより断りづらいです……。相談窓口なら、希望する人には無料で、それぞれに合った予算やテイストの工務店・ハウスメーカーを紹介してくれます。しかも、お断りの代行サービスまで!
安心して検討できますね!
特に、都内3階建てエリアは制限が多いので、地域の工務店がおすすめです。(ハウスメーカーではうまく建たないことも多いです。)しかし、工務店は宣伝広告にお金をかけていなかったりして、なかなか見つけ出せません。そんなときに、中立な立場から、そのエリアにぴったりの工務店を紹介してくれるのは、心強いです。
一括資料請求
住宅展示場に行ったり窓口に行ったりするのは嫌だという方は、一括資料請求が便利です。これまで知らなかったハウスメーカーや工務店とも出会えるかもしれません。
お断り代行サービスはありませんが、一括請求なら、顔を合わることがないので、営業の電話も断りやすいです。
ちなみに我が家はと言うと、丸腰で住宅展示場に突撃しました。(一番やってはいけなかったやつ……涙)
ステップ4:さらに不動産仲介会社に足を運ぶ
土地がなかなか見つからない場合には、別の不動産仲介会社もあたってみましょう。
我が家は、計6社くらいに力を貸してもらいましたので、それぞれの特徴を紹介します。
一番先に足を運んだ、地域に強い不動産会社。業界に顔が広い様子がうかがえ、交渉力もありそうでした。一方で、「口がうまい」「信用しきれない」と思うこともあり。煮ても焼いても食えぬとは、まさにここのこと。
中古物件の仲介が得意。手数料50%OFFで案内してくれる。至れり尽くせりのサービス(近隣聞き込みや、ローン相談)があるわけではなさそうだが、物件の悪い面も良い面も教えてくれ、とても信頼できる。また、こちらの意図を汲んでくれて、値下げについて売主の希望を探ってくれるなど、かゆいところに手が届く。担当者が休みのときに登場した代理の人も素晴らしかったため、ここで契約できればベストだと思っていた。
ただし、土地については専門ではなさそうでした。私たちは結果的に仲介をお願いしませんでしたが、中古を考えている方にはおすすめできる会社さんですので、リンクを張っておきます。リンネさんという会社です。
都内に強い仲介会社。「情報が入りました」と建て壊し前の物件も教えてくれる。「歩いていて、気になる古家や土地があれば、ご相談ください。売ってもらえるか交渉します!」と言ってくれて、頼もしい。
地元の仲介会社。HPに登録しておくと、地域の土地の売れ行きがよく分かった。「申し込みあり」とあった土地が消えていったり、「申し込みあり」とあったのに、しばらくすると「申し込みあり」の表示が消えたり。
非公開の土地を紹介してくれることもあり(しかも結構条件の良い土地)、印象はとても良かった。たまたま運命を感じるような土地がなかったため、この会社とは大きな進展はなかった。
大手不動産会社の支部。売主が家を売ろうと思ったときには、だいたいこういった大手に行くようで、割安な土地が売り出されることが、ちょいちょいあった。なんどか問い合わせをしたが、ほとんどは業者が買ってしまったので、現地に案内してもらうまでには至らなかった。
大手不動産会社の支部。ここから一度、すばらしい土地が出た。一番に満額で申し込みの意図を表明したにもかかわらず、交渉権をいただけなかったので、印象はよくない。あらかじめ顔見知りになっておくべきだったと思っている。
いかがですか? 不動産仲介会社によってカラーも持ち味も違うなと思いました。できれば、地元系と大手系を合わせて3、4社登録しておくと良いと思います。
あくまで印象ですが、地元不動産には非公開の土地があるイメージです。一方、「え!?安い!!」という土地は、大手から出てきました。
ステップ5:土地決定と同時に、ハウスメーカーを決定!
都内の土地は高いです。
ですが、都内の家賃も高いです!
土地決定をしたら、間もなくローンの支払いが始まります。ローンの支払いを猶予してくれるシステムもありますが、その間は利息を払うので、できれば早く新居を建てて、引っ越したいものです。
ですから、土地決定と同時に、ハウスメーカーも決まることが望ましいです。家の打ち合わせには数カ月の時間がかかります。土地の引き渡し日を選べる場合は、少しでも先がよいでしょう。その間に、設計を進めることができるからです。
引き渡しと同時に建て始められればベストですが、なかなか難しいですね。
少しでも早く建つように、ハウスメーカーはあらかじめ選んでおくか、少なくとも2~3社まで絞り込んでおきましょう。
まとめ
都内で注文住宅を建てるまでのながれは、以下のとおりです。
予算を決め、エリアを決める。
利用できるサービス:タウンライフ不動産
まずは1社。
検討は早ければ早いほど吉
土地が出てこないときは、3~4社くらいと仲良くなっておく!
土地探しからハウスメーカー決定までの流れが、ざっと伝わったでしょうか?
都内の家づくりでは、家よりも土地が高くなります。土地を少しでも安く買うと、家に予算が回せます! 土地の価格交渉のコツはこちらでご紹介しています。
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